ねじれた夜の音楽会

京都の、インディーズバンド界の求道者、
通称「ネジ」さんの企画イベント、Vol.3に初参戦。



京都大宮のBar「Spinar's」さん



とてもいい感じ。


出演の皆さま、総勢3組。


トップバッター



"ネコブルマ"のAQくん



ラスト1曲、将弘さんのカホンとのコラボ。


2番手



市村マサミくん


両者とも、勝者の歌は唄わないのでありました。
勝てなかった者の、勝てなかったことの、嘆きを、悲しみを、
ユーモアとペーソスのオブラートに包んで、歌い上げるのでした。


歌というの、そういうものだとボクは思うのでした。
軽々に、「みんな頑張れ。頑張ったらいいことあるよ」などいうことを無責任に唄ったりしないのが、
本当の「歌」なのだと思うのでした。


そして、


トリの3番手、



メトロロさん


演奏は元より、アニちゃんの歌声、極上でした。
そんじょそこらの歌い手の、数十倍、数百倍、心に刺さってくるのでありました。


三者三様、インディーズ、舐めんなよ。という方々ばかりなのでした。


そして、自身もそういうところでやらかさせて頂いているからわかるのですが、
音響設備、満足に整っていない、専門のPAさんがいない、BARのようなところでも、


ためらいなく、何の遜色もなく、臆することなく、
普段の力量を出し切るのが、イケてる人たちなのでありまして、


今宵の三者はみな、そういう方々なのでありました。


メディアに流布している音楽だけでなく、というより、そんな音楽より以上に、
素敵な音楽奏でている人たち、見回せば、少なからず棲息しているのでありまして、


ボクは、そういう世界の端くれにぶら下がっておりますが、
そんな素敵な方々と繋がっていることを、嬉しく思うのでありました。


外は寒いけれど、とても暖かい夜でした。ネジさん、どうもありがとう。


こういう凄いの聴かされると、まだまだだなオレ、と、思わないでもないのですが、


今月24日は、AQくんの"ネコグルマ"と、「十三 CLUB WATER」で共演致します。
音響設備があるのに、それを使用致しませず、"ネコグルマ"のドラマー・cherry氏と、
マイクも使わず、完全生音でやらかそうと目論んでおります。


でもって、"夜の水たまり"、ファースト・フルアルバム発売に合わせて、あちこちに出掛ける算段致しておりますが、


"メトロロ"さんの地元、和歌山で、"メトロロ"さんと一緒にやらかしたい。やらかさせてくれませんか?
という話を致しているところであります。


ボクは、今宵のお三方のいちファンですけれど、いい歳こいてはおりますけれど、
自らも、バンドマンの端くれですゆえ、


精進致そう致さねばと思うのでした。


そして、


行きと帰りの阪急電車は、暖房きいてなくて寒かったのでした。


怒るでしかし。ぶるぶる。