そろそろ飽和ぼちぼちパンク

大学入試センター試験終わって、今週は出願タイム。


こちらから、「こーしたら?あーしたら?」などようのお節介は一切致さないボクですが、
相談に来る者を無下に追い返すことは致しませんので、ひとしきり話を聞くわけですが、


「どこを受験するのか決めるのは、あなた自身ですからね」と、念を押すのですけれど、
そんな話の中で、「○○大にした方がいいかなぁ、でも、○○大は行ったことないしなぁ」と言う生徒さんあって、


ボクは、中学から私立でしたが、


合格して入ったガッコ、受験するまで一度も行ったことなどありゃしませんでした。
(そうと知ってりゃ、行ってなかったかもですが……(爆))


大学だって、「オープンキャンパス」なんちゅもの、まだ一般的ではなかったですし、
志望校は、超遠方でしたから、受験の前日が、その土地に足を踏み入れたの初めてでした。


結果、入学した大学はそれ自体、そこそこ気に入ってはおりましたが、選択した学部がボクにとってはイマイチでした(苦笑)


要は、


公開授業やオープンキャンパスなどようのものに出掛けたところで、入ってみなくちゃわかんないことの方が多いわけで、
昨今は、高校も大学も熱心にそゆことやっておりますが、さほど意味はないのではないかと思っております。


このご時世、


企業なども、学生向けに、「オープン・オフィス」なんちゅこと始めるんじゃないかと勘ぐっておりますが、
(実際、すでにそれに類すること行っているところもあるようですが……)


学歴エリートが一部上場企業に入社して、パワハラセクハラ、過剰労働に押し潰されるという例もあるわけで、
入ってみなきゃ、ホントのトコロはわからない。


ボクは、公立ガッコの高校教師なんちゅものになりましたが、
なってみて初めてわかることの方が多いわけで、


時代の流れの中、こんな風になっていくのだと知っていたら、なってないよな気も致すのですけれど、
この状況を知っていて、今、学生だったら、なろうとしていないと思うのですけれど、


他の業種職種にしたところで、なってみなくちゃわからないことが多いのは同じなわけで、
堪え性がない割に、曲がりなりにも30年余り続けてきているのですから(潰しが利かないちゅこともありますが)、


ま、適正が全くないわけじゃなかったんだろ。と、思っている次第。


にしても、この時期、


受験に関する相談事や、どこそこ大の過去問やってみたのですけれど、小論文書いてみたのですけれど、どれぐらいできてるか、どうすりゃいいか、


見てもらえませんか?


という生徒さん、引きも切らずになってきまして、


ひとりの生徒が80分とか90分かけて出題文読んで解いてきた問題、一日に五つも六つも持ってこられても、
こっちだって、おんなじだけの、いや、教えてやろうとするならば、それ以上の、時間がかかりますわけで、
職場でその仕事だけやってりゃいいわけでなし、勤務時間内でこなすキャパを超えてますっちゅーの。
今年はまだ出没しておりませんが、「塾でやった問題がわかんないから教えてください」という者まで出て参りますので、
「塾のことは塾に聞け!」と言いたくなることもしばしばですっちゅーの。
大きな声では言わないけれど(言ってますけど)、それだけの時間をかけて教える甲斐のない場合もありますっちゅーの。
昨今の若者は、そこまでかかわってやっても、受験が終わったあと、その結果を報告に来ない者もおりますっちゅーの。


というわけで、今年も、そろそろ、ぼちぼち、予約受付でも致さないと、抱え込むキャパを超え始めてきたのであります。


受験勉強って、授業や講義以外では、自分でやってたものなんだけどなぁ。


と、遠い目……。