明日は我が身

いい歳こいてから、


喘息を患ったアタクシ、


定期的に、「吸入ステロイド」なるものを頂きつつ、


持ち長らえているのですが、


ぼつぼつ、その、なくてはならない薬がなくなりかけておりますので、


仕事帰りに、近隣の医院に処方して頂きに行ったのですが、


アタクシの前に、診療してもらっていた老夫婦、


80代後半と思しき、仲睦まじき感じの老夫婦、


どこかの病院への紹介状を書いてもらいつつ、


当座の薬の処方箋頂きながら、


その日の領収書頂きながら、


どの書類をどこに提出してどうすればいいのか、


夫婦してよくわからないながら、しっかりわかろう、わからなければ、と、相務めながら、


医院の向かいにある処方薬局で、薬を処方して貰いながら、


これは、どこに出す書類、これは持っておくだけでいい書類、


などようのことを、ふたりで確認しながら、


処方して頂いた薬の、飲み方を説明されながら、


それをすぐには理解できないながら、


「今日は、何日だったっけか?」


と、言いながら、


頓珍漢なこと言いながら、


「今日は、12日ですよ」と言うアタクシのアシストに感謝しながら、


「あー、まだ10月なんですね」などようのこと言いながら、


取りあえず、明後日の土曜日に、も一度、ここに来て診察して貰って云々のこと確認しながら、


無事、その日に処方された薬を頂いて、


アシストしたアタクシに、「ありがとう」など言いながら、


家路に向かわれたのですが、


そんなふたりの様子を見ながら、


アタクシと相方さまも、


こーゆーふたりになる日が来るんだろうな。


と、思いながら、


こういう老夫婦が、世の中から疎まれることなく、


医療や介護を、安心して受けられつつ、


日々、不安のない生活を送れるような国であり続けて欲しいな、


くださいな。


明日は我が身。


と、思ったアタクシでした。