小人閑居して

我が勤務校、半期での単位認定などまったく行っておりませず、


授業時間数を確保するためだけの、名ばかりの2学期制。


形だけなら、いっそ、3学期制に戻せばいいのに、と思うのですけれど、


実際に、それを声に出してもいるのですけれど、相変わらず、名ばかりの2学期制。


本日より、後期の始まり。


1限目、全校生徒体育館に集めて集会。


だったのですが、


この世は、社会は、日々、かくも様々に揺れ動いておりますのに、


高校三年生の中には、選挙権を手にしている者もおり、初めての衆議院選挙も控えておりますのに、


相も変わらず自身のことを「先生」と呼ばわる人たちの、


各学年の模試の成績が上がった下がったという話。近隣からの苦情がどうのという話……。


「文化の香り」、ひとかけらも致しませず、


いいオトナが、目の前のことだけ、自身のことだけに囚われながら、


そういう姿を、若者に見せているのでは、


若者が、感化されるわけもなく、


朝から、アタマがくらくらしたのでありました。


寧ろ、ある種の絶望を感じたのでありました。


そりゃ、


オレの授業に、耳を傾けるヤツ、


意味を見出すヤツ、


少なくもなるわけだ……。


自身の仕事に、日々、意味が見出せなくなっていく現状を、


如何にせまし……。