直に「修身」言い出しますぜ
小中学校で必修化される、教科「道徳」について、
教科書の内容や、評価することも必要だと言われているので、評価の仕方についても、
もっともらしい顔で、検討し、議論しあっている教員たちの姿が報道されること多いのですが、
上から降ってきたものだから、やらなきゃ仕方ないとは言え、
アホちゃうか? と、思う。
こういった教員たちは総じて、メディアの取材に対して、「こんなことは馬鹿げている」、「意味のないことだ」とは、決して言わない。
犬に対して失礼なほど、権力の「イヌ」と化している。そして、自身がそうであるという自覚がない。
また、必修科目として導入されたからには、限りある時間数の中、カリキュラムのうちで減らされているものが必ずあるのですけれど、
それは、小学校における「英語」の導入にも言えることなのですけれど、
何がどれだけ減じられたのかということについては、大きく報道されることはない。
コドモたちは、減じられたことについて学校で学ぶことはない。学べない。
そして、時代は「アクティブ・ラーニング」
要するに、集団で考えて、落ちこぼれる者がないように、みんなで答えに到達しましょうね。という発想。
新しモノ好きの、流行モノに弱い教師ほど、そそのかされやすいのですけれど、
ベテランで、自身のアタマは柔らかいと自認している教師も、そそのかされているのですけれど、
断言します。これ、百害あって一利ありません。
決まった答えのないものについて、いろいろな答えのあるものについて、
そういう学習の方法、思考の過程を辿らせることに、意味のある場合もありますが、
四六時中、決まった答えのあるものについても、複数で集ってわいわい言いながら学習する。
なんてことを年少時からずーっと続けていたら、
自らテキストを読み、調べ、教授者のコトバを集中して聞き、問いかけに対しての答えを自らの思考を通して想定する。
という、基本的な学習のあり方が身に付くはずはありませず、
講義形式の授業に対応できなくなる者を大量生産するだけに終わります。
すでに、高等学校に於いて、そんな生徒が増えてきています。
英語にしたところで、母国語の習得に重要な時機である7〜10歳時に、外国語を学ばせることは、
親の仕事の都合で、異国で暮らすことになった児童が、どのような言語的成長を遂げたのかという実例を見れば、
大多数の場合、母国語、自国語、その双方に於いて、形而上的思考をするに至るまでの言語習得が覚束ないままになるわけで、
たとえ、日常会話ができるようになったとしても、
(実は、それについても、今以上にできるようになると思える確証がどこにもありませんが)
英語学習の早期導入も、阿呆を大量生産することにしかなりません。
で、現行の政府国家は、
公教育に依存しないでよい一部の階層を除いて、大多数の国民は、「阿呆」になってくれればよい。
と、本気で考えているようにしか思えません。
というか、国家の中枢にいる連中が、言語能力的には、すでにして途轍もない阿呆ですけれど……。
教育の現場では、十数年前から、
教員個々が年度当初に一年の目標を設定し管理職に報告、年度末、管理職は個々人の達成度を評価して、給与に反映する。
やら、
生徒、保護者に、学校全体のあり方、教員個々人の授業のあり方、満足度を評価させ、序列化する。
などいうこと行い始めているのですけれど、
吸い上げた、匿名で書かれた意見や要望を見るに付け、年々歳々、
若者たちが徐々に劣化していくさせられていくその状況を目の当たりにして、悲しく思うのですけれど、
それを思わない、気づかない、現場の教員もまた多いのであろうということに、
心を痛めております。というか、怒りを覚えております。
知性とか教養とかいうもの、
現場でそれを教える人間にそれがないなら、教えられる者にそれが伝わるわけもないですから。
そんな、徒労感を抱きつつ、
アタクシ、明日の夜は、教師からバンドマンになる予定。
9月7日(木) NAMBA Mele 「Wooly Bully!」
REKT、ロンギンジェット、Bowts、がらんどう、The Monkey Business Extra Light
※ モンビジの出番はトリ、21:40頃の予定
OPEN 18:30 / START 19:00
AD ¥1,500 / DOOR ¥2,000 (+1drink ¥500)
平日の夜ですが、一緒に音に身を委ねましょーぞ。
ぞぞぞのぞ。