ゲス・メディア

テレビ番組を観なくなってもう随分になるので、


水谷豊氏の人気ドラマ『相棒』、シーズン当初のものから何度も再放送もしているようだけれど、実は、1話たりとも観たことがない。
だから、その何代目かの「相棒」を演じていた成宮寛貴氏という役者さんのことも、
苦労人だったという話は知ってはいても、個人的には、あの映画、あのドラマの、誰それを演じていたという強い印象はない。


その成宮氏周辺の話をネットで目にするのであるけれど、


コカインの吸引がシロなのかクロなのかは、知らないしわからない。
ねるねるねるね」を食べていたのか、「たのしいケーキやさん」を食べていたのかも知らない。


にしても、


マス・メディアが、特に警察官憲が直接動いたわけでもない者を、犯罪者と断じて、
彼のセクシャリティについては、何をどう書いたのか書かれたのか、当該の記事を見ていないので、何とも言えないのではありますけれど、


個人的なセクシャリティを売り物にしている者もいれば、売り物にはしていないけれどカミング・アウトしている者もいる、
そして、売り物にもしたくないし、カミング・アウトもしたくない者というのもいる。


ボクは、成宮という人は、カミング・アウトしている人だと思っていたのですけれど、そうじゃなかったんですね。
人がみな、強くできてるわけでなし、己についてのすべてを晒け出せるわけでなし。


有名人だからといって、そのあたりのことを面白おかしく暴露して、
人ひとりの人生、くだらない記事で振り回しても、責任者は顔も出さずに頬被り。


今年あった、一連の「不倫」報道も含めて、報道する側の根性が「下衆」だなと思うばかり。


その一方、


すっかりSMAPの中で、ヒールになってしまった感のあるキムタクですが、
テレビは観なくなったのですが、『HERO』劇場版、テレビで放送してましたね。


キムタクはともかく、彼の演じる、栗生検事のキャラは昔っから、個人的に好きなのであります。
みんな、栗生みたいに生きればいいのに。と、共感致すのであります。


こちらは、「下衆」の対極にあると思われます。


組織の中で浮きますけど、何かと面倒がられますけど、嫌われる人からは嫌われますけど、出世コースからは外れますけど、


ね。