わたし怒ってます

職場、文化祭の朝、


某氏、オレのところにやって来てのたまうことに、


「昨日担任団でチェックした映像部門の各クラスの作品、○○さんのクラスの映像、やっぱり、食べ物を粗末にしているところが引っかかるので、カットしてくれと生徒会から言われたんだけど」


「当日になって、今さらそんな作業できんでしょ?ダメだというなら、上映禁止にすればいいんじゃないですか?
 ボクはその必要ないと思いますけど、流したくないなら、どこそこの誰それがダメだといっているから上映できなくなったと生徒らに伝えることはしますけど」


「いや、それなら、担任団が責任を取ると言う形で引き受けるという選択肢もないではないので……」


だったら、最初からごちゃごちゃ言ってこないで引き受けてきなさいよ。というお話。


別に、ウチのクラスの連中、素晴らしい作品を拵えてるわけじゃございません。
食べ物を粗末に扱ってるところがあると言われりゃ、それはそうなのでしょう。否定はしません。


が、「笑い」というのは、常識を離脱するところから生じる側面もあるわけで、
山ほど残飯拵えている外食産業に比べれば、これぐらい屁でもないでしょが。


しかも、それをダメ出しする生徒会、とはいえ生徒自身ではなく、それを牛耳る教師の側が、
このご時世に、「ミスター&ミセス・コンテスト」を開催させようとしていたというのが噴飯。


己自身のアタマで考えて、それがオーケーなのかアウトなのかの判断をせずに、できずに、
どこかの、誰かの判断にシッポ振って、クレームが来ることを恐れて、おろおろするのがみっともない。


要は、何かあった時に自身が責任取りたくないだけ、ただそれだけ。


恥を知れ! と、朝から少しく立腹。


結果、何事もなかったかのように、ウチのクラスの連中が撮った動画は上映されておりました。


そして、昨今の常として、「文化祭」になると、一体感なのか何なのかわかりませんが、


全学年のすべてのクラスが、「クラスTシャツ」なるものを拵えて、着用している。


それそのことを、学校側、教師側が称揚していたりもする。


そーゆーの嫌いなヤツもいるだろう、そーゆーことに金使いたくないヤツもいるだろう。


という発想が、そこには全く欠けている。


仮に、今の高校生には、そんな奴は誰ひとりいないとしても、それを拵えるのにかける費用、


クラスによっては、3500円だったということ耳にして、


呆れかえった。


事前に徴収しているクラス活動費が余っているから、というのですけれど、


どういう金銭感覚致しているのか、理解に苦しむ。


一見、裕福そうな家庭のお子たちばかりのように見える我が職場ですけれど、


テキスト代捻出するのに苦労している家庭があることもオレは知っております。


何よりも、オレ自身が今高校生で、当時の家庭事情だったなら、


「クラスでTシャツ作るんだけど、3500円くれない?」


と、親に言い出すの、憚られたと思います。


ウチの職場の同僚たち、


イヤな名称とはいえ、「学習困難校」と呼ばれる場所で勤務していたことのある人も多いはずなのに、


どーして、こういうところの感覚が麻痺しちゃうんだろう?


と、生徒ら楽しんでいる「文化祭」の中、


いろいろむかついたのでありました。


ちなみに、ウチのクラス、当初は、2900円のTシャツ作りたいと言ってきましたが、


それはさすがにあかんやろ? どーしてもというなら、クラス全員の総意を確認してからにしなさいな。


と言うと、


990円のTシャツになりました。それでも、本当は、クラス全員の総意を確認すべきだとオレは思います。


生徒たちの中で、


このブログ読んでる人、少数とはいえ、いるようですから、言っておきます。


オトナだからって、教師だからって、賢くないヤツはたくさんいるぞ。


自分自身のアタマで考えて、自分自身で判断のできる、そして自分の判断したことに対しては責任を持つ人になりましょう。


ケツの穴の小さいオトナにはならないでください。賢いオトナになってくださいね。


あ、そこの、「ケツの穴」の小さい人、


教育現場じゃ「ケツの穴」なんて言うの、下品だからダメなんですよね?(爆)