優しさには覚悟がつきものなのです
生来の出不精が幸いしているのだろう、
休みだからといって、どこかに出掛けなくても、さしてストレスが溜まるわけでもない。
思いがけず、ちいさな命と暮らすことになって7年、
目を離すことができない命があるので、相方と共に出掛けること、なかなか難しいのですけれど、
別にうんざりするわけでもなく暮らしている。
二人して出なくてはならないギグの時は、ご近所さんが様子を見に来てくれるので、
ギグに穴を空けることもなく何とかかんとかやっている。感謝。
小さい五つの命、最初に引き受けたのは、
知り合いのバンドマンの職場の倉庫で路頭に迷っていた。
ネコ風邪で両目が塞がってた痩せっぽち、7歳を過ぎて、
次に来たのが、
オレの職場で保護された兄弟のひとり。
誰かに引き取って貰えるまでと、預かったが、まるで天使のようだったので、
ウチにいることになった。
グレムリンのよーだとか、オレにそっくりだ、など言われるようになりながら、
元気にしている。
そして、
黒猫の仔猫を保護したのだけれど、里親さんが見つかるまで預かって貰えませんか?
というので引き受けたのが、
ウチに来た時、すでに仔猫じゃなかった(爆)
もう、このままウチにいるか?と、いうことになって、
もうこれで家族が増えることはなかろう、と思っていたところに、
仔猫さんを保護したという知り合い現れて、その家には赤子もいるし、
里親さん見つかるまでウチで面倒みましょうか、とやって来た、
調べてみると、母猫からもらってしまったのだろう「猫白血病」のキャリア、
女の子の方は、どうやら目が見えない。
貰い手がないからといって、元の場所に捨てるわけにもいきませず、
拾い主に戻したところで、拾い主が困ることに変わりありませず、ウチで暮らすことになった、
と
「猫白血病」、必ず発症するわけでなし、うまくすれば天寿をまっとうできると聞いていたのに、
「リンパ腫」を患って、余命宣告されたけれど、抗ガン剤治療続けながら、
今日は、自分から、ゴハンも食べてくれました。
どこかに出掛けるどころか、医療費でパンクしそうな我が家ですけれど、
こいつらと一緒に暮らしてて、
ハッピーです。
生きとし生けるものと暮らすなら、それなりの覚悟が必要なのです。
懐かないから、引っ越して飼えなくなったから、病気になったから、
と、捨てるヤツら、少なくなくいるようですが、
地獄に堕ちよ。