大学生お子ちゃま時代

ほとんどすべての生徒さんが大学&短大に進学する我が方の職場、


この時期から、すでにして、「指定校推薦」やら、「AO入試」やら、何やらかにやら喧しい。
まだ、高校生活半年以上残っているこのタイミングで、「調査書」なんちゅの作成せにゃならんご時世。


年明けに控えている本ちゃんの入試も、A日程やらB日程やら地方入試やら、国公立でも前期やら後期やら、複雑極まりない。
文科省は、今後、センター試験廃止して、もっとわけのわからんこと導入しようとしているので、どもならん。


オイラの時は、若干の例外はあったものの、国公立は、1期校も2期校もなくなって、一発勝負だったのだよ。
現役時のオレは、その1発に砕けて、浪人したのだよ。


でも、今はそーゆー時代じゃないらしく、みな、あの手この手であっちゃこっちゃを受験しやはりますのです。
で、受験は勝手にすりゃいいのですけんども、「小論文あるから見てください」などようのこと言ってきはりますので、見てあげたりするわけですが、


オレたちの頃、ガッコの教師に受験問題や入試問題について個人指導を仰ぐヤツなど誰ひとりいなかったわけで、
補講やら講習やらいうものも一切なかったわけで、教師というのは授業時間に教室にやって来て授業するだけの人だったわけで。


それでいいと思うのですけれど、今のガッコ、面倒見がいいというのか、お節介というのか、過保護というのか、


そういう中、進学していくからなのか、


先の講習で出掛けたふたつの大学、大阪府立大と大阪市立大ですけれど、世間的にはそこそこ良くおできになる人たちの通う大学ですけれど、
見かける学生、みな一様に、オトコもオンナも、お子ちゃまに見えて仕方がなかった……。
コーコーセーと、ほとんど何の違いもないように思えた。


こちらが歳食ったせいもあるとは言え、やっぱ、オレが大学生だった頃に比べて、中身も幼いんじゃないかな?


ばか高い学費そのものを自分で稼ぎながら大学に行くなんての、すでにして不可能な時代。
みな、親がかりで、こぎれいな身なりして、酒もあんまし飲まなさそう……。


潜り込んだ大学、ほとんど通わず、まったく通わず、バイトと読書に明け暮れて、
稼いだ金が、本とレコードと飲み代に消えていたオレは、


当時としても、ま、例外ではありましたですけれど……。ね……。