ビジネスではなくワークなのです

夏休み明け


 今年は、戦後70年目の夏でした。終戦、その年に生まれた人であってもすでに70歳。
 戦争をリアルに記憶している人ということであれば、75歳以上ということになっております。
 もちろんオレも、戦争をリアルに体験した世代ではございませんで、
 あなたたちの親は、ほとんどがオレよりも若い世代の人ですから、リアルな戦争を知っている人は身近に少なくなっています。
 あなたたちの、じーちゃん、ばーちゃんにしても、実は戦争を知らない世代だったり致すわけですが、


セブンティーン&エイティーンのあなたたちが、戦後70年目のこの夏に、
見聞きしたこと、思ったことを、自由に書いてくださいな。


ということを、「現代文」&「古典」で担当している6クラスで、行ったのですが、


彼彼女らが書いたもの読みながら、


こちらの予想、想像以上に、セブンティーン&エイティーンは、いろんなことを考えているようで、少しは安心致したのですが、


こちらが授業致していて、もひとつノリが良くないよねぇ、オレとは相性悪いよねぇ……。
と、感じているクラスの連中が書いたものは、文系、理系によらず、


やはり、総じて、考えなしの、お間抜けなものが多いので、


あー、やっぱり、そーゆーことなんだよなー。と、腑に落ちたくはないけれど、腑に落ちたのでありました。


総じて取り柄のない連中は、ひとまず、置いといて、(置いとくのか!)
成績は悪くないけれど、そこそこの大学に進学するのでしょうけれど、語るべき言葉を持たない若者たち、


あんたたちが、この国を、社会を、ダメにして行く原動力になりそうだよな、だよね。と、思って、


少しく、憂鬱……。


残された時間で、どこまであんたたちの目を開かせてやれるかが、


オレの仕事、と見つけたり。


そんなこと、求められてないんですけどね、徒労かも知れませんですけどね……。