In and Out

授業でもくっちゃべったのですけれど、


人にはそれぞれ、Inputしまくる時期というものと、Outputに努める時期というのがあるという話。


我と我が身を振り返って思うことは、


早熟な連中は、十代の頃から、いろんなことをOutputできたりも致すのですが、
ま、大抵の連中は、十代というのは、Inputの時期だと思うわけであります。


むろん、ガッコという場所で学ぶ、「勉強」というのもInputなのですけれど、
この時期にガッコの勉強以外のことをどれだけInputするかしたかというのが、それその人の人生を大きく左右する。


オイラ、五十代と相成ってもまだ、文学やら音楽やら映画やら美術やら、Inputしたい欲求、枯れてはいませんが、
やはり十代の頃に比べると、そういう欲求欲望の大きさは比較にならないわけで、


十代の頃にInputしたものが今の自分を、ま、たいしたことはないにせよ、作り上げてきたと思っております。
そうしてInputしたものを、今、仕事やら音楽やらでOutput致しております。


何かをOutputする時には、聴いてきた音楽、観てきた映画や絵画、読んできた文学といったものの方が、
ガッコという場で学んだ知識教養よりも大きな部分を支えていると感じております。


そういうところから、


我が家にやってくる小中のお嬢さんたちや、仕事で接しているティーンズを見ていて思うのは、


もっとInputしろよ! 或いは、もっとInputするものを選びなさいよ!


ということ。


五十を超えたオイラの方がまだ、いろんなものInputしてんじゃないでしょか?


あー、もったいない。