While my guitar gently weeps
"夜たま"のライブ後、複数の方から、
最近には珍しい「泣き」のギターですねぇ。
と、言われた。
自分では、そういうつもりは全くございませんで、
だいたいにして、"夜たま"加入当初はテレキャスを使っておったくらいのものだったのですけんど、
69くんのギターの音が、かなりトレブリーかつチャキチャキでありますから、
こりゃ、ハンバッカーの方が相性が良いかも知らん、と、レスポールにしてみたという次第。
でもって、
テクニカルな早弾きをこれ見よがしに披露披瀝する腕はございませんので、
ソロは勢い、16分音符や8分音符を畳みかけてどーのこーのするのでなく、歌メロみたような単音弾きが中心になりますゆえ、
"The Fender Twin"の音色とも相まって、
「泣きのギター」ということになったのかも知れまっしぇん。
が、振り返ってみるに、オイラ、
ティーンエイジの頃にどんなものをキックしていたかと言えば、
世代が世代なものですから、ご多分に漏れず、
"Deep Purple"に"Led Zeppelin"のブリティッシュ・ハードロック、
"Pink Floyd"や"King Crimson"などようのプログレ、
へてから、クラプトンにジェフ・ベック、
クラプトンは、"Cream"〜"Yard Birds"〜"Blues Breakers"と遡って、デルタブルースに行き着いて、後、どっぷり浸かる。
ベックは、"ギター殺人者の凱旋"、"ワイヤード"がリアルタイムだったもんだから、できないながらにコピーなど致して、
ジョン・マクラフリンやアル・ディメオラを経て、ジャズに行き着いたものの、彼らのようには弾けないことを思い知り、
ギター弾くのをやめた……。
あの頃、もーちょっと、ジミヘンを聴き込んでいたら、
ギター弾くのやめなかったし、もそっと巧くなっていたんじゃないかしらん?
と、思ったりも致すのだけれど、そこはそれ、後の祭り。
なのですけんど、ツェッペリンやジェフ・ベックのコピバンの中で、
高校2年だったアタクシ、
あの、"SANTANA"の「哀愁のヨーロッパ」を、
あろうことか、鍵盤なしの3ピースバンドで、しかも、Fernandesのストラトに、まったく歪まないRolandのアンプ、
伸びない音をMaxonのD&S = Distortion & Sustainerちゅエフェクターで無理矢理引っ張るという出鱈目かつ強引なスタイルでやらかしました。
ちゅことで、
オイラのギター・ルーツには、実はサンタナおじさんがいたり致すので、
「泣きのギター」も、あながち間違ってはいないかも?と、思った次第。
目指すは、サンタナか、はたまた、ポール・コゾフか?
ん〜……。