評価しちゃうぞ

入試の採点・発表終わって、在校生の年度末考査とその採点、もう一発控えている入試の狭間で、


ちょっとひと息つける一日。だった筈なのにも関わりませず、
成績処理やら、指導要録のカキコや、何やらカニやらイカやらタコやら、結局、忙しくしておった中、


次年度、異動することになる方への内示。
オイラは四つ目の職場、もうこれで最後にして欲しいところですけれど、こればかりはどうなるかわからない。


二年間、お世話になった方、生徒にはコワモテだったが、その実、極めて優しかった方の異動が決定。
オイラの担当している学年の次年度の教科担当、オイラ以外未知数で、またぞろひとりで仕切らにゃならんのね。やれやれ……。


のところ、異動確定者への内示にこと寄せて、
管理職による、教職員に対する「年度評価」についての開示面談。


今は、この結果が給与に反映しているのだそうですけれど、
カネは欲しいけれど、執着はないアタクシ、どんな評価を頂くと、それが、どれどのように反映されるのか、


ほとんど知らない。いや、まったく知らない、わかっていない。


のですけれど、


この職場に異動した昨年から、この制度始まって以来、二年続きでかつては一度も頂戴したことのなかった「低い」評価を頂く。
ひょっとすると、この職場に異動してからの方が、より献身的に働かせて頂いているかも知れない、
昨年などは、生徒保護者からの評価も抜にして群であったにも関わりませず、「低い」評価を頂く。


ま、ここに来てからは、一介のヒラ教員に過ぎませぬゆえ、
ひとりひとりの職員に、「あなたの今年度の仕事ぶりは私から見るに……ほにゃららです」と、言わにゃならん管理職のセンセにもご同情申し上げますので、
ことさらに異議申し立てをするつもりもございませんのですが、


有り体に言わせて頂くならば、システムそのものが、この上なく、情けないほど、くだらない。


高い評価を頂けるよう仕事をしなさい。結果、高い評価を頂けたならば、それは給与に反映致します。
と言いつつ、高い評価を頂いたところで、実は頂ける給与は右下がり。高い評価を頂けなかった場合は、さらに右下がり。
要は、大幅な給与カットのご時世ですが、頑張ればそれなりのことがありますよ。という、誤魔化し。


イヤな渡世だなぁ……。と、ひとりごちながら、


帰宅途上、呼吸器内科に来診。
すでにして同じ症状での来院三度目なのに、こちらの話を聞く前に、同じ顔をして同じことを尋ねてくるドクターに苦笑。
苦笑しながら、ステロイドやら、アレルゲンやら、抗原やら抗体やらの用語使いつつ己の症状を説明するオイラに、ドクターの表情に焦り。
焦らせて申し訳なかったのだけれど、またぞろ吸入ステロイドを処方してもらう。


そして、ちょいちょいと3分ほどの診断を受け、処方された薬の金額、保険内診料にして五千円。
とかくこの世は生きづらい。


処方薬局で買い求めた薬抱えて、やれやれ、と、帰宅した我が家には今夜もまたぞろ小学生の嬢ちゃんたち。


「こーちゃん、これあげる」と、投げ与えてくださる菓子は、たいてい自身が食べたくないもの欲しくないもの。
ありがたくちょーだいするけれど、それは元はと言えば、ウチが買い置きしている菓子だったり……。


そして、門限がどーたら言うていたのに、日に日に彼女らの我が家への滞在時間遅くなってきており、


「情けは人のためならず」ですから、


何だか知らないけれど、持ち込んでいた「豚カツ」、食べきれないとくださったので、


そいつをアテに呑んでますから、


ま、いーか……。 うく  く  く  く……。