ウケを狙うということ

昔から、


一月「往ぬ」、二月「逃げる」、三月「去る」


と、言われているのですけれど、
毎年、一月は一年のうちで最も長いよーな気がするのはオレだけか?


インフル明け、ひいひい言いながら何とかこなした一週間を終えて、一月が終了。
ようやくの休日、なのだが、羽根を伸ばして遊びますよというだけの元気が残っていない。


よって、インフル癒えたけれど、逼塞。


逼塞してても、お馬さんパカパカ以外はテレビを見なくなったので、
どのくらいお間抜けなのかは、新聞とネットから漏れ伝わってくる情報から想像するだけなのではありますが、


新型万能細胞作製に成功したと伝えられる、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの女性研究ユニットリーダーにまつわる報道。
やれ、彼氏がどうした、研究所内でのファッションがどうした、左手に光るリングがどうした……。
御本人も、当初は浮かれ気分があったのだろう、くだらない取材も受けていたようなのだが、
ここまで加熱するとは予想だにしていなかったのか(しろよ)、ここに来て、マスコミに向けて取材・報道の自粛をお願い。


メディアというのは、それを受け取る側のニーズをくんくん嗅ぎ分けて、それを満足させる情報を提供しようとする。
流される情報、持て囃される情報が、くだらない方面に流れていくのであるならば、それは、


ひとえに、情報を欲しがっている側が、低俗でくだらないから。


「民意」によって、オレはワタシは支持されているのだ!
と、やりたい放題好き放題したがる人々を支えている(らしい)「民意」というものの正体は、


こういう低俗とくだらなさの集った、もろもろの力なのであろうなと思うと、


またぞろ、気力がトーンダウン……。