「傲慢」は「誇り」ではない

職場の同室では、どこからどこへ、誰から誰へ連鎖しているのか、インフルエンザが蔓延。
心なしか、いや、現実に、空気が重い。


重くて澱んだ空気の中、戻ってきたと思われた体調がまたぞろ、下降線……。


情動のアップダウンあまりなく、安定しているオイラなのだが、
すんなりと上向きになってくれない体調にかてて加えて、


心がトーンダウン……。


NHK会長の「従軍慰安婦はどこの国にもあった。解決した話をなぜ蒸し返す」という発言と、
それに対する大阪市長の「まさに正論。反論できる人はいない」発言、
それらに対して、「そうだそうだ」と賛辞を寄せる、ネットにうごめく匿顔匿名の有象無象。


これは、この国の戦争責任云々、歴史解釈云々のレベルの話ではなく、「人権感覚意識」の問題。


「人権感覚」や「意識」が決定的に欠落欠如している、人として最低の輩が、
時の政府を預かる首相に指名された会長だったり、市民生活を預かる地方自治体の長であるという現実、
そういう連中に、何を望むのか、選挙という制度の中で推し上げた民衆。


いつの間に、この国の人々は、ここまで阿呆に成り下がったのか?
隣町のヤツだというだけで因縁つけて喧嘩を売る、頭のネジの外れたチンピラのように成り下がったのか?


あまりの悲しさに、鬱々となる。


  日本人たちよ、わたしたちよ、これでいいのか?


あなたたちが言う「日本人の誇り」って、何ですか?