ビミョーに陽性うっすら陽性

寝苦しい夜を経て、朝になっても平熱に戻りゃせんので、


職場に欠勤の連絡入れて、朝イチで近場の内科医院へ。


ひょろ長い綿棒で、鼻の奥の粘膜グリグリっと、インフルの検査。


センセ、検査キットを矯めつ眇めつ、
A型を指し示すライン、ビミョーに陽性、うっすら陽性。


「予防接種しましたか?」と尋ねられたところからして、予防接種したにもかかわらず感染したバヤイ、こんな感じの結果になるのかしらん?と、思う。


ビミョーだったが、うっすらだったが、センセは、
「インフルエンザですね。ガッコのセンセですよね、今週一週間仕事休んでくださいね」
と、タミフルと総合感冒薬とトローチを処方してくださった。


9年前に罹患した際の、激烈な症状と後遺症は思い出すのもおぞましいのだが、
2年前に感染した時は、その教訓から早期にタミフル投与してもらい大事には至らず、


今回も、8度5分まで上がった熱と、喉の痛み、全身の倦怠感は、今日をピークに快癒していくものと思われる。


ので、


発熱と喉の痛みが治まった暁には、水曜の夜「HARD RAIN」でのライブ、サッと行ってサッとやらかせば可能なんじゃなかろうか?
と、一旦は思ったのですけれど、


職場離脱を命じられておる身の上にして、地下の密室、ただでさえ空気の良くないライブハウスで、
口角泡を飛ばして歌い喚くというのは、


冷静に考えてみるに、いわゆるひとつの「生物兵器テロ」になってしまうのではないかいな、


と、思いますゆえ、


やってやれないことはないと思うのではありますが、断腸の思いで、出演辞退させて頂こうと思います。
ライブハウス関係者のみなさま、当夜共演予定であった出演者のみなさま、まことに申し訳ございません。


ちょっと前なら、


「39度の熱出てるけど来ました!インフルに負けずにやりまーす!」
などようのノリではっちゃける出演者にエールを送る客席といった光景もしばしば見られたのでありますが、


インフルエンザ保菌者が、そうとわかっちゃいながらうろうろしてるの許されるご時世でもございませず、
何より、職場に顔出すこともストップかけられている身の上ですゆえ、


ハコのスタッフさん、共演者のみなさん、お客さんにウイルス撒き散らしたら洒落になりませんので、自重致します。


このまま熱が下がってくれて、重篤な状態にならんのなら、
仕事に行ってはいかんとダメ出しされるのは、ある意味ありがたいことですけれど、


ライブができないのは、ぐやじい……。