脳味噌マッチョ

ここ数年に珍しく、


正月三が日、ただのひとりの来訪者もなく、静かな三が日。


考え方見方によっては、見捨てられた、誰も振り返らなくなった。と、言えなくもないが(笑)、
この先ずっと、こういう正月が続くのかも知れないけれど、


それはそれで、静かな正月。


どこに出掛けるでなく、日々、ぼんやりと音楽聴いたり、映画を観ておるのだけれど、


アメリカ製作の映画、主旨も趣も時代背景も異なる映画であるのに、
観る映画観る映画、どの映画にも、アメリカン・フットボールと、その選手が登場しておって、


それらのいずれもで、アメフト選手は、


女の子にキャーキャー言われ、持て囃される人気者ではあるけれど、
その実、「脳味噌筋肉」で「人種差別主義者」で「女性蔑視者」で「保守主義者」の


「ノータリンな連中」という扱いになっている。ロクなモンじゃねぇという扱いになっている。


脚本家とか、映画監督という人々、


さぞや、ほとんどすべての連中がスポーツ音痴で、「アメフト選手」に対して恨み妬み嫉みを抱きながらオトナになったのであろうな。と、思われる。


そーいえば、


「野球」はまだしも、「アメフト」題材にした映画、デキの良いのも悪いのも、ほとんど思い当たらない。


あえて言うなら「フォレスト・ガンプ」か。でも、あの映画にしても、「アメフト」の扱いはビミョーだったし……。


「アメフト」で奨学金もらって大学に行こう!という話がどこにでも出てくるのだが、
たぶん恐らく、この制度に対する不合理というか、不公平感というのが、いろんな人々の中に鬱屈しているのだろう。


「ガンプ」は、そのあたりの感覚を、上手く逆手に取ったように思われる。


「アメフト映画」、あとは、1974年の、ロバート・アルドリッチ監督、バート・レイノズ主演の「ロンゲスト・ヤード」が有名か。
でも、よく覚えておらん……。もう一度観てみたいかといわれると……。


1978年の「天国から来たチャンピオン」は結構好きだけど、
この映画、監督主演のウォーレン・ベイティ、当初はボクサーの話にしようとしていたというのは有名な話。


調べてみたら、


「ルディ 涙のウイニング・ラン」ちゅ、実話ベースの映画の評判がよろしいらしい。


でも、すぐに食指が動くかというと……(笑)