粋人蕎麦を好む
先に、このブログでオイラが書いた記事を読んだ、ドラマー・マサヒロ氏から、
「コーイチさん、蕎麦好きなんですね。今度、長野に蕎麦食いに行きましょう!」と言われ、
「いーですねぇ」など安請け合い(笑)
話が進んで、
「11月3日は空いてますか?あ、そーですか、じゃ、アサクラも行けると言ってるので、その日ということで。モンビジ号に6人乗って、みんなで戸隠行きましょう」
「はいは〜い」
と、話は決まったあとから冷静に、
長野は結構遠いよなぁ……。戸隠ってほとんど新潟寄りだよなぁ……。
と気付いても、後の祭り。
酔狂にも、
「新蕎麦を本場の蕎麦屋に食いに行く」
という、ただそれだけの目的のために、
アサクラ組は我が宅に前乗りで、朝も早よから、出発……。
大津SAでマサヒロ組と合流。我が方のクルマに乗り込んでいざ出発!の予定が、
できると思ったSAの上りと下りの行き来ができない。ゆえに、ここにクルマを放置して乗り込みかねる。
ってんで、更に多賀SAまで縦走。そこで、完全に合流。
出発から6時間後の11時前、
「梓川SA」に到着。
走行距離386キロ。その地はすでに長野。なのだが、そこからさらに、
長野は広かった。戸隠は遠かった(爆)。
13時前に到着……、
したが、
新蕎麦を求める人の数、尋常でなく、
マサヒロさんお目当てだった店には、人だかり、
店前のビラには、「本日の蕎麦は閉店四時の予約分まですべて終了致しました。ご了承下さい」の文字。
第2第3の候補があるゆえ大丈夫、そちらへ参ろう。
と、今度は徒歩ナビ・マサヒロに導かれて、第2候補へと山道をてくてく下る。
結婚式出席帰りのお泊まりで、そのままここまでやってきたアサクラ氏は先っちょが細長くワニのアタマみたように伸びた茶色い革靴で、てくてく下る。
「1キロくらいだから」というナビ・マサヒロの言に従って、てくてく歩く。おたおた歩く。
店前の「クロスロード」で、ギターぶら下げ蕎麦食うと、
「何年間分かの命と引き換えに、オマエをギターの使い手にしてやろう」
と、悪魔が取引を持ちかけて来るとか来ないとか、
もう、命の時間、あんまり残ってないから、試みるのはやめて、
新蕎麦にありついたのが、13時50分。我が方の頂いたのは、「大盛りざるそば」。
へてから今度は、来た道を取って返して、またぞろ、てくてく、おたおた、よろよろと上り。
でもって、下る道中でチェックしていた「仁王門屋」にイン。
男性陣だけなら、もう一軒行ったかもでしたが、
無理に詰め込むこともないので、「そば」は2軒で終了。
流石に、それぞれ美味しゅうございました。
偉そうに言うと、「色」と「艶」と「コシ」と「歯ごたえ」が違いましたわ。
こっちで食べるのとおんなじだったら、行く意味ないもんねー!
ちゅことで、
帰路は、土産買ったり、「らんぷ屋」覗いたり、
雨ざあざあ降ってきた中、ひた走り、多賀SAでみなで晩飯食って、1次解散。
アサクラ組送り届けて、2次解散。日付変わって、無事帰宅。
走りに走って、一日に、1000キロ……。
そこまで出掛けて行って日帰りですかい? 泊まりで行けよ。
そんなオトナのお遊び。
というか、まともなオトナならしないであろう、馬鹿なオトナのお遊び。
馬鹿なオトナになりにけり。
そして、明日(これを書いてる今日ですが)4日は、ライブ。
馬鹿なオトナになりにけり。