ちょっと来て欲しかった

街中で暮らしていると、
デカい地震は別にして、自然災害というヤツを、深刻に怖いと思わぬ者が多い。


小中学生は元より、高校生に至っても、ガッコが休みになるというただそれだけの理由で、
台風に、来なさい来てくれと願う者が引きも切らない。


臨海地や山間部に暮らす人たちの心労を知ってか知らずか、
Twitterのタイムライン、「台風来て来て」のつぶやきで埋まっている。


のだけれど、小中学校のことは知らないが、高校というのは、
それその日が台風のせいで休みになっても、休校になった分は必ず別の日に補いなさいというお上からのお達しがあるから、
代替の授業日を入れるため、長期休業日が一日減ってしまうだけの話なのである。


そのことを知っているはずなのに、「台風来て来て」とコールするのがなぜなのか、オイラには解せない。
それって、目先のことで喜ぶ「朝三暮四」のサルたちと同じでしょ。


そんなサルたちの期待を余所に、台風26号は近畿圏を逸れて行き、学校は平常通り。
朝晩は、つい先日までの暑さが嘘だったかのような冷え込み。


振り替え頼まれた授業やら会議やら成績処理やらで、仕事はパンパン。
台風で休校になったら、生徒は来ちゃいかんのに、教師は来なくちゃならんちゅのもおかしな話だとは思うが、
それはそれ、そうなっていたら雑務に専念できたのにと思ったりしながら、仕事はパンパン。


だったが、


昨日露見したオレのミス、当該の人々が合議相談の上、無理を通して対処しましょう何とかしましょう。
と、へそを曲げることなく言ってくださったので、何とか一件落着。


当該部署部局の人々に嫌われてなくて良かった。
いや、嫌われてたけど、向こうが単に太っ腹だっただけかも知れませんが……、


ひとまず、安堵。


ちょいと残業して帰宅すると、すでに小学生の姿はなかった。


実は、まだいるのです(爆)