コドモ増殖中
昨夜、
学生の頃、同じ寮で安酒酌み交わした、先輩だけれど歳はオイラとおんなじオトコが、
身罷ったという報せ……。
二十八年会っていないが、残る者の悲哀を感じる歳になりましたか、なったんだろうな……。
などようのこと思いながら帰宅すると、
今日も今日とて玄関に、小さい靴の山。山。山。山……。
近所のガキんちょどもが集っておる。総勢7人。(爆)
どーやら、周囲周辺に声掛けまくり、
「ワタシらが見つけた子ネコの面倒みてくれてるウチがあるから、みんなで見に行こ〜!」
と、友達の輪が広がっておるらしい……(爆×2)
きゃつらは、背伸びしながらピンポン鳴らして、
「お向かいですぅ〜」と言うらしい……(笑)
日々通院している子ネコの医療費だけでなく、ガキんちょどもに与えるオヤツ代もかさむというおそまつ。
帰宅したオイラに、きゃつら、
「おとーさん帰ってきたよ〜!」
って、アタクシ、誰のおとーさんでもありませぬぅぅ。
そして、今までは、決して、「オジサン」、「オバサン」と我らのことを呼ばわなかったきゃつら、
ヒトんチにラジコンカー持ち込んでガーガー走り回らせたり、目についたヌイグルミの数々ぶん投げたりしている小3男子が遂に、
オイラのことを、「オジサン」呼ばわりして、(相方のことは「オバサン」とは言わない(爆))
オイラがサングラスをケースにしまうのを見て、
「そんなんしてんのや。カッコつけてんねんな〜。オジサン、カッコつけ〜!カッコつけ〜!」など、喚きながらのし歩く。
そして、「オジサンって、何の仕事してんの?」と、畳み掛けてくる。
「オジサンちゃうし、おにーさんやし」と、自身でもちょっと強引と思えるダメ出ししながら、
「さぁ、なんやろねぇ……、なんやと思う?」と返すと、
「テレビの仕事!」と言う。
アンテナやら、ケーブルやら、そーゆーのいじくってるヒトのこと言うているのかと思ったが、
どーやら、そーではなく、「テレビ番組製作している諸々のヒト」というほどの意味であったらしい。
ポロシャツにコッパン、サングラスかけて仕事からウチに帰って来る人っちゅのは、
コドモにとって、いわゆるひとつの「業界」のヒトだと思われる、ちゅことがわかったのでありました。
期待を裏切って申し訳ねーですが、
オイラは、そーゆーヒトではありませず、テレビはほとんど見ないヒトなのでありまする。
でもって、
「ガッコのセンセーやな?」と言われなかったことが、幸いだったのでありました。
小3から、「センセーやな?」と言われていたら、かなりのショックだったと思われまする。
「うわ〜、もう帰らなあかん時間や〜!」と、騒ぎながら、
それでも、「お邪魔しました〜!」のコトバを残してわらわら帰っていくコドモらの背中を見送りながら、
我が家では、痩せっぽちのニャンコの世話をしております。
情が移ると養子に出すのが切なくなるので、なるべく見ないようにしているアタクシですが、
終日世話を焼いている相方は、確実に情が移っていると思われますが……、
行き先、ほぼ確定致しましたので、そちらのお宅で、かわいがってもらってくだちゃい。
健康状態に問題なくなったところで、お届け致しまする。
そしたら、日々訪れるコドモらも足が遠のくだろう。
ちいさい命に関わりながら、自身に残された時間を意識するようになりながら、
スタジオでごにょごにょやってた次の新曲、
ウチにしては結構POPだったり。中味はPOPじゃないけどにゃ〜(笑)