A Way of Life

ライブ・アット・ハードレイン


で、ございました。


ハコのみなさまには申し訳なかったり致すのでありますが、


動員や観客の少なさ。というのが、もはや気にならなく。というか、それはそれでいーんじゃねーの。


という気になってきた今日この頃、
ハードレインやパラダイスの場合、お客さんがたくさんいる方が、逆に気持ち悪い。みたいな(汗)


で、夫婦ユニット共演(笑)のあとは、三者三様の弾き語りの夜だったのでありますが、


トリのグルパリくんの音聴きながら、立ち居振る舞い見ながら、
世の中にはいろんなヒトがおりますねぇ……と、思った。


岡山からギター背負って東京まで自転車で出たことを歌ったと言うておった、「家出」という曲聴いて、


思い出したこと。


中学2年の頃、中高一貫だったから部活は高校生と共に活動していたが、確かみっつ年長の先輩、家出した。
家族は、捜索願出すのは元より、家出人捜しのTVに出て訴えたりもしていた。同級生も彼を捜すのにあれこれ算段していた。
1年ほど経って、彼は見つけ出された。東京でバーテンしていたとかどうとか。
で、彼は戻ってきた。バーテンしていた彼は、伸ばしていた髪を切り、またぞろ制服に身を包み、部活にも戻ってバスクラリネットを吹いていた。


彼が、なぜ家出をしたのか詳しいことは知らない。言葉を交わしたこともあまりない。
家を、ガッコを飛び出して、東京でひとり、バーテンしながら暮らしていた男が、
飛び出す前の元の生活に納まって、何ごともなかったかのように再び生活しているというのが、端で見ていて不思議だった。


1年遅れだったと思うが、彼は順当に大学に進学した。


彼が今、大学を出て、当たり前に働き、家庭持ちとして生きているのか、
どこかでまたぞろドロップアウトしているのか、


知らない。彼の名も忘れてしまった。


生き方にはいろいろある。
何が正解で何が不正解なのかなんて、わからない。


あ、ウチのライブは、
聴いてた方々にとっては、いつもと変わらなかったかも知れませんのですけれど、
個人的にはかなりいい感じでやれましたです。ハードレインでは、こういう時があるんだよね。


でも、そういう時に限って、聴衆は少なかったり。うくく……。