主観と客観の狭間で
そんなに自分のことが好きというわけでもないのだが、
自身のライブは可能な限り、ビデオに収めている。
あとから、反省するためである。いや、あとから「ほんほん」言いながら反芻するためである(笑)。
ライブちゅのは「生もん」であるから、同じことやってるよーで、その時その時で違うのがおもしろい。
ビデオで見ると、ステージ上で見るのと印象が違ったりするのがおもしろい。
今夜はやったぜ。ほほんほん。と、思っていた日の映像が別に大したことなかったり、
今夜はダメポだったなぁ。がっくし。と、思っていた日の映像が、言うほどダメポでなかったり……。
ま、ビデオというヤツが、そこにあるもの、出ていた音のすべてを取り込むわけではないことにも起因するのでありましょうが。
その一方、
スタジオでの練習をビデオ録りしたことはない。ビデオどころか、音を録ることもあまりない。
のだけれど、
「新曲」を練り上げていく途上にあっては、「どうなん?」と客観的に聞く必要があるだろーってんで、
ハンディ・レコーダー持ち込んで録音したりする。
で、録音した音源聞きながら、
あー、ここはこうした方が、とか、ここのアレンジは変える余地がありますな。
とか、検討するわけですが、
何度も聞いてるうちに、
「ふふんふん。けっこー、えーやん」など思っている自分がいて、
じぇんじぇん客観的に聞けてないよーな……。
これって、バンドマンとして、致命的なのとちゃいますやろか?