テキサスのパリ、フロリダのバグダット
というのは、
各地各所にある「銀座」みたいなもんですかいね、と思ったりするわけですが、
カナダのロンドンっちゅところで開催されているというフィギュア・スケート世界選手権女子の部というのを、
朝のニュースとお馬パカパカしかテレビを見ないアタクシ、
昼間のお馬パカパカで酷い目にあったアタクシ、
ぼんやり眺める。
そちら方面の世事に疎いアタクシ、
「アンミキ」とかは、もう過去の人なのだろうか?「アンカツ」も引退したしねぇ(笑)。などようのこと追求するでもなく漫然と眺める。
中国の小柄なお嬢ちゃん、可憐に滑っておられた。
オイラは素人だが、このコがメダルに届いてもいーのではないか?と、思った。
イタリアのお嬢さん、出番直前に鼻血ブー。の、お気の毒。
だったが、気丈に滑っておられた。ぱちぱち。
本邦のお嬢さん方も、それぞれに華麗に優雅に滑っておられた。
浅田の真央嬢は、素人目にも前半、若干の力みが見えたが、後半はいらぬ力が抜けて、見ているこちらが安心できる演技であった。
のですが、
ブランクがどうのこうのと言われていた、キム・ヨナ嬢、
危なげなく、余裕の演技に見えたのだった。いや、オイラは、素人ですけんど。
体操であれ、フィギュア・スケートであれ、目に見えて進化、というか、身体表現の幅が広がっているのに驚くばかり。
ビールマン・スピンって、最初に見た時、ビックラこいたが、今じゃ、当たり前ですもんね。
そんなフィギュア・スケート見ていて気が付いた。
こういう大会において、自身の出番前、選手は、他の選手の演技を見ない。見ていない。見ないようにしている。
集中力を研ぎ澄まし、自身のテンション高めるため、イヤホンから流れる自身の好きな音楽聴くなどして、
己に降りかかってくるところの、あらゆる雑音を遮断することに努めている。
オイラは、世界選手権に出ているわけじゃねーですが、
ライブハウスで自身の出番の前に何をしているかっつーと、
このところはいつも、
自分の前に出ている方々の演奏を、見ております。聴いております。それも、最後の最後まで(爆)
共演者の中には、
楽屋で飽くことなくギター弾いている人、
自身の出番が近づいてきたら楽屋に引っ込む人、
その日のライブ、初っ端から自身の出番に到るまで楽屋に籠もって瞑想集中に努めている人、
いないではなく、
「地獄の季節」&「スキマノザラシ」のミズカミさんなどは、まさに求道者。
なのだけれど、
それはそれで、すごいなぁ……。と、思うのだけれど、
オイラは、自身の出番が近づいてきても、直前にやってる方の演奏を見たり聴いたりしております。
時には、いろんな意味において、見なきゃよかった……。聴かなきゃよかった……。
と思うことも、ままあるのではありますけれど、
バンドマンやりながら、オイラはそういうスタンスになってきました。
世界選手権には出られませんなぁ〜。
出ないけど、出られないけど。 うくく……。