此岸と彼岸

音楽活動の広報に、と使い始めた"Facebook"


そのコンセプト上、これこそがあるべき姿なのだろうが、
高校の同級生、大学のサークルの知り合い、などの幾人かと繋がることになっている。


「自慢」のように受け取られる場合があるとすれば、それが本意ではないことを断った上で、
それでも、「自慢やんけ」と言う人がいるであろうことも承知の上で、
しかも、このブログ、"Facebook"ともリンクしているので、これから俎上に上げる人たちの目に触れることも承知の上で書くのであるけれど、


ボクは、世間的には「超」が上に冠されるであろう進学校の「できそこないの生徒」でありました。
「できそこないの生徒」が、一浪したら「旧帝大」に手が届いたという高校でした。


でもって、


大学の時は、同じ学部の連中とはほとんど交流がなく、
だいたい、同じ学部専攻だったのは同期ではボクを含めて3人。ふたりのうち、女性の方は、ベルギーかどこかの外交官と結婚したとかしないとか風の噂に聞いたきり、男性の方は在学中から精神不安定だったが、何とか持ち直して、建設関係一般企業に就職、結婚もしたけれど、早々にその伴侶が身罷ったという「年賀欠礼ハガキ」が届いたあと音信不通。
なので、サークル関連の知り合いしか今、繋がりのある者はいないのだけれど、サークル関連の知人はオイラを除いてほぼ全員理系。


高校の同級生にしても、大学時代の知人にしても、
ボクのように公立学校でちまちまと教育公務員やってるようなのは、例外中の例外。


基本、一部上場企業に就職して、今は管理職級。もしくは、自ら起業して経営者。或いは、技術屋研究者。もしくは法曹関係、もしくは勤務医開業医。
なんちゅ者が大半。年収1千万は下らず、我が家を構えて休日はゴルフ、長期の休みは家族と海外旅行。ま、そーゆー感じの人生生活。


そんな彼らは彼らで、日常やら思った事どもを"Facebook"に載っけているのであるけれど、


今さらのように気づくのは、


彼らが、"Facebook"で、「反原発」や「脱原発」、「世の中」への思いのあれこれを語ったりつぶやいたりすることは、


ほとんどない。皆無に近い。


と、いうこと。


彼らが日々、何を思い考えているのか、ホントのところはわからない。
SNSのようなものに、自らの思想や信条や政治や宗教語るのは馬鹿のやること。何の得にもならない。
と、賢い彼らは控えているだけなのかも知れない。


けれども、


彼らは、「反核」や「反原発」を日々強く願ってはいないのだろうと思う。
きっと、「向こう側」の人なんだろうな。と思う。


最低賃金制の廃止を打ち出した政党についての内田樹氏のブログ
最低賃金制を廃止すれば、日本人を中国人労働者なみの雇用条件で雇い入れることが出来る。
そういう労働者が大量に備給されるなら、グローバル企業は国際競争(それは今では「コスト削減競争」と同義である)において相対的優位を占めることができる。
もちろんその結果、国内の市場は冷え込み、内需は崩壊し、地域経済も衰退し、社会保障支出が増え、社会不安が亢進し、遠からず国民国家はその体をなさなくなる。
のだろうけれど、そんなことはビジネスマンには「知ったことじゃない」のである。彼らにとっては次の四半期の収支と株価だけが問題なんだから。そういう目的に邁進するべく制度改革をしたいという政治家がわらわらと輩出し、それに拍手喝采する人々がいる。


彼らが「拍手喝采している側」だと思いたくはないけれど、あながちそうではないと断言できないような気がしている。
中国人並みの雇用条件で仕事をしなければならない人は、彼らの身近には誰ひとりとして存在しないであろうから。
自分には関係のないことであろうから。知ったこっちゃないであろうから。


そんな彼らも、


憲法を改め、自衛隊を軍隊に改めて徴兵制を導入し、自らの子や孫が戦地に送り込まれる日が来るかも知れないことについては、流石に"NO"を言うだろうと思うのだが、
彼らはきっと、そんな日が来ても、うまく立ち回る術を心得ているのであろうような気がする。


ボクは日々、「こちら側」で息をしています。




さて、2日はライブ、
急病欠場時に代打を務めさせて頂いた「岡女堂」さんのイベントに呼んで頂きました。


12月2日(日)十三 CLUB WATER
岡女堂企画〜おかめ大衆浴場」
The Monkey Business Extra Light / 茜 / calico / 岡女
OPEN 18:30 / START 19:00
\ 2,300 (1drink + 岡女堂おちよさん手作りのおでん3品付き)
※ Extra Lightの出演はトップの1番手。19:00頃の予定。


あったまりにお越しあれ。