跳べ、テントウムシ!

今日の朝刊に載っていた記事。


農作物にとっての害虫、アブラムシを駆除するため、「飛ばないテントウムシ」の誕生に成功。
元々飛ぶのが苦手な個体を選び、代々掛け合わせる。20〜35世代目に、てくてく歩くだけのテントウムシが完成。


他にも、三重県が、サナギを狭い筒に押し込めて羽を伸ばせなくすることに成功。メーカーが改良して生物農薬として販売。
しているが、このテントウムシは成長するまで出荷できず、飛ばない性質は一代限り。


今回誕生した「飛ばないテントウムシ」は、幼虫から出荷が可能でコストが抑えられる。
飛ばない個体同士を交配すれば次世代も飛ばない。エサのアブラムシがいなくなると遠くまで移動できないまま死んでしまうので「生態系に影響を与える可能性も低い」


のですと。


ニンゲン、いったいぜんたい、どこまで傲慢ですねん。理系ニンゲン、そんなことやっておもろいんでっか?


テントウムシゆーのは、掌に乗っけたら、そろそろと歩いていって、指先まで辿り着いたら、ぱーっと羽を開いて飛んでいくものと相場が決まっておりますのです。


エサがいなくなったら、遠くまで移動できないから餓死するですと?


テメェら、貴様ら、ニンゲン以外の生き物のこと、なんやと思うとりますねん?
地球上のすべての生き物は、ニンゲンのためにその命を生きていると思うておるんでっか?


思うておるんですやろね? きっと。


学問とか、研究とか、


そんなことにアタマ使うくらいなら、数学も理科もできんでよろしい。


でもって、


「画期的なことである」風な伝え方している、この新聞記事を書いた文系ニンゲンもくたばりくされ。


そーゆーのは、学識かも知らんが、知性とは、理性とは、違うと思わんのか?


「やればできること」と、「やっていいこと」は違うやろ?


コトバは理解できないが、走るのだけはやたらに速いニンゲンとか、
足は動かないが、座ったまま、手だけは器用に使えるニンゲンとか、
プロポーション抜群で、SEXは達者で、何時間でも行為を続けることのできるニンゲンとか、
運動能力はまるでないが、計算能力だけは優れているニンゲンとか、


そーゆーのを、作りたいんか? そーゆーのが、おもろいんか?


ニンゲンの都合によっていじくり回された哀れなテントウムシの犠牲の上に出来上がった作物など、食したいとオレは思わぬ。


そんなこと言うておったら、農薬やら養殖やらの野菜やら魚やら鶏肉やら豚肉やら牛肉、食べられませんやん。
などようのこと、したり顔して言う人いるんだろーが、


ここまで来たら、尚のこと、
そんなもん食いたくねーや、ねーよ。と、言いたい気分。


もう、科学なんちゅの、これ以上発展しないでください。頼むわ……。