本当は恐ろしいロック童話
楽器携えてバンド始める男子の動機として、
「モテたい」
というの、よく聞く話だが、
で、
ホントにそんなこと思ってギターなりベースなりドラムなりを始めたヤツがどれくらいいるのかわからんのだが、
十代のオレは、別にモテたいと思ってギター始めたわけではなかったし、
実際、バンドやってモテたことなどついぞなかったわけだが(笑)、
やるからには、「モテる」に越したことはない。
そして、
どうせ音楽やるならば、「売れる」方がいいに決まってる。
「売れる」ってのは「モテてる」ってことだから、先の動機はあながち間違ってはおらん。
だけんどもしかし、
ただ楽器持って音楽やってれば「モテる」というわけでもないというのが現実であり真実。
ちゅーこって、
人生の折り返し点過ぎちまった男が、
過去に売れたことがあるその遺産で続けているならまだしも、
そーゆー歴史も積み重ねもなーんもない中、渋さだけで、いわせたろいかしたろとするには、
「ピン」であっても困難なところ、隣に相方カミさん従えてやってるユニットじゃなおのこと、
婦女子が「キャー!キャー!」言ってくれるわけは全くないのでありまして、
我々は純粋に、その「音楽性」だけで生き抜いていかねばならないわけであります。
うっひゃ〜!
そう思うと、音楽仲間バンド仲間とはいえ、わがユニットに幾ばくかの興味を抱いて、見に聴きに来てくれるくださる方々の存在は、途轍もなくありがたいのであります。
ここに謹んで感謝の意を表します。
いやマジで。
で、その肝心の「音楽性」についてなのでありますが、
今回拵えた音源、自ら改めて聴いてると、
バンドからユニットになって、
元々希薄だった「POP色」ほとんど消え失せ、そこそこの「ビート感」は残しながらも、「ノリノリ感」や「ハッピー度」はどこへやら、
「童謡ロック」、或いは「アコースティック・ロック童話」という方向にむかっておりますなおりますよと思ったわけで、
今後の目標を、
「NHK・みんなのうた」で流れること流されること。
に、致したいと思います。
アコなロックでコドモ泣かしたるねん。で、ついでに、オナゴも泣かしたるねん。
いやマジで。