みんなて誰やねん!

震災以降、


愛国心」なんちゅの叫びやすいアトモスフィアが形成されているのだが、それをこの機に乗して声高に叫んでる連中は、結局のトコロ、


排他主義」とか「民族主義」ちゅのと表裏の関係になっておって、「国を愛するポーズ」を取って、「みんなでガンバロー」なんてこと言いながら、その実、「みんな」の中には決して入れることのない、排除したい誰かを貶めたり蔑んだりすることでしか自分の、あるのかどうだか、たぶんないんじゃないかと思われるアイデンティティーなるもの確かめられず、そんなことでしか自分を慰めることのできない、しかも、そのことを己がどこの何様であるかを表明しては声に出すことのできない「人間の屑」なのだが、


そういう連中が、世論や社会の流れを変えかねないほど、ぎょーさんいること思い知って、そんな連中が蠢いている中で生きてることにげんなりしている中、


いつものよーに、


「国境なんていらんし」という歌やら、「野良犬の悲哀」やらを歌って参った。


オレと相方の作る楽曲ってのは、「はぐれもんの孤独」やら「生きづらさ」がテーマになっておるので、「みんな元気出して行こうぜ!」とか「明日はいいことあるぜ!」とか「仲間はすばらしいぜ!」みたいな要素は皆無であって、なぜ皆無であるかというと、そういう台詞や思考は「虚妄」だと思っているからに他ならないのでありまして、


映画にしろ演劇にしろ文学にしろ音楽にしろ、そこにエンタメしか求めておらん人には、まーったくぜーんぜん、なーんも届かないだろーな。
ちゅことは、極めて狭い範囲の需要しかねーだろーな。と、思う。


「かわいいあの娘とやりたいぜ!」とか、「二日酔いの朝の味噌汁はしみるぜ!」とか、「仕事さぼって寝てたぜ!」とかいうのは「あり」なんだけど、今更ねぇ……。


だもんで、大衆に迎合は致しません。


な、我々ですが、


"NAMBA Mele"にあっては精算時、音楽談義から脇道に逸れることほとんどで、いつの間にやら「秋にみんなでバーベキューやりましょーよ」と、日程の調整しているというムッケン・マジック……。


「みんなでバーベキューやったら楽しいぜ〜!」


というくらいの「みんな」は、アタクシにもありますのな。というお話。


毎度のことながら、


需要の少ない我々の音楽を聴きにお越し下さったみなさま、ライブハウス・スタッフのみなさま、対バンのみなさま、ありがとうございました!


"406"のみなさま、久々の対バンで当方緊張致しましたが、切れ味鋭くてカッコ良かったでございます。色香に迷いそうになりました。
"モンスターロシモフ"のみなさま、プチツアーもどき、ありがとさんでございました。無事、「こーちゃん」は光の都に旅立って、そこからブログ書いてます(爆)。


8月のライブはほぼ毎週。来週は「夜想」ですぜ。