殴る蹴る

一昨日だったか、一昨々日だったか……、


何気なく、まだアナログなテレビのスイッチ入れてチャンネル適当に回してたら、テレビドラマの予告のよーなもの。


武田鉄矢がトレンチコート羽織った刑事か何かの風情、
地下の駐車場で、若者ひっつかまえてボコしている。


それを目にして、


何だかとても不快になった……。


いや、別に、アタクシ、映画やドラマの暴力シーンにいちいち目くじら立てるニンゲンではございませんのです。
スクリーンやブラウン管の架空世界の中で、ボカスカドンパチ殺し合いやってんの見ても、時にはカタルシス覚えることのある、真っ当な神経の持ち主なのです。


が、


リアルな世界で、「ゲシッ!」とか「グシャッ!」とか「ガツッ!」とかいうのは真っ平御免なのでありまして、


チャンネル回してる時にたまたま映し出されたその映像が、なんだかとてもリアルな世界に見えたわけで、リアルにおける暴力はとことん排除したくなるタイプのニンゲンなので、


すこぶる敏感にその神経が反応したのでありました。


で、そんなリアルな世界の暴力の最たるものが「戦争」なのでありまして、


だからこそ、


「正義のための戦争」なんてのは、存在し得ないのであります。


どーして、なぜ、そんなことがわからんのか?


と、思うのだが、


若き日に最初に着任した職場が、上から下への「暴力」ってのが日常茶飯だったわけで、それがどこまでもイヤだったこと思うと、


わからんヤツが多いんだろーな。


だから、ダメなんだわこのニンゲン世界……。