これを悪夢と言わずして……

管理監視が日々強化されていく教育の現場。


出勤時間のタイムカード・スリット導入されて数年、


(ま、一般企業に勤務する者からすれば当たり前なんだろーが、我々には、退勤時刻の記録義務はない。早朝勤務・長時間残業余儀なくされても、手当は1円たりともない。中間管理職クラスの仕事押し付けられても1円の手当もない。教育職手当4%は付いているが、減給に次ぐ減給で、実質給与は10年前より少ない)


出勤時間の打刻はもとより、出張の申告やら、給与表のプリントアウトやら、還付申告の申請やら、身辺のあれこれ、レンタルの期限切れてガタが来ているのに未だに使わされてるPC使ってすべて入力することになっているのだが、


それが近々、新規更新されるらしい。
で、それに伴い、システムそのものも全面改定されるらしい。


そして、そのシステムとは別に、先日、職員各人に1台ノートPC与えられたのだが、そのシステムは別系統のサーバーに繋がっている。外部とは一切繋がっておらずネットの利用はできない。PCに入っているソフトにも制限がある。


のだが、職場はすでに校内LAN構築しておって、各人が自腹切って持参しているPC繋いで、日々の授業講座の出欠管理やら成績処理やらの仕事しているけれど、それとの互換性は全くない。互換させようとしても認めてくれない。


要するに、


1)先頃与えられたPCは、Microsoft社系の基本ソフトは使用でき、職員間相互にファイルのやり取りはできるが、他社ソフトの使用は原則不可で、外部のネットにも繋がっていない。既に構築している校内LANに接続することもできないから、日々必ず行わなければならない講座の出欠管理に使用することはできない。


2)校内LANは、PCそのものは個人所有だから、個人の責任で自分の使いたいソフトを導入できるが、外部のネットとは接続していない。予算がないからする当てもない。


3)新しいシステムは、勤務に関するあれこれ入出力するために使用するものだが、ネット接続も可能。でも、新規ソフトの導入は原則不可。


というわけで、


仕事のために、ひとりが3台のPCを使い分けにゃならんことになっている。
オレの机上、最大3台のノートPCが同時に起動されている。やれやれ……。


これだけでも壮大な無駄であって、何とかせぇよタコ!と思うのだが、
そもそもが、一部企業を潤すための公費の支出であったり、システム構築考えるニンゲンが三々五々ボンクラだったりして、現場は混乱するばかり。


ウチの職場はまだ、PCやらネットワークの知識が豊富な人間の数が多い方だから現状がどうなっているのか把握できてる者が多いが、他校のこと慮るに、そりゃーもー、わけわかめ状態でカオスになっているトコロも多いに違いない。


に、かてて加えて、新規改定される教職員の管理システム、
それを使用するために専用のPCの電源入れて起動させ、セキュリティ保護のためのパスワード入力すると、


恭しく立ち上がったそのディスプレイに、


本府首長のそのご尊顔が、一定時間表示されるようになっているという。


まだ導入前なので、実際にこの目で見たわけではないが、
システム導入者用の説明会に行かされた者の言によると、事実であるそうで。


毎日、御真影を拝みながら府民のために不眠不休で仕事に励みなさいというのか?


冗談にもほどがある。


民意というヤツ、こーゆーことをしたがる人を首長に選び、頂いているんですぜ。


民意、目を覚ますべし。