金は天下の周りもの?

研修中の司法修習生に国が支払う給与が「給費」でなく「貸与」になるというお話。
法科大学院というシステムができたことからしてそうなのだが、金持ちじゃなきゃ法律家になどなれない状況にますます拍車がかかるらしい。


この手の話に過敏なオレ。


オレが学生の頃にしても、大学院に残ってどーのこーのと考えると、家に金がなきゃ、裕福じゃなきゃ無理だった。


格差が広がる社会矛盾のあれこれ指摘し、解決の糸口探しているよーなフリをしながら、ビンボーだと這い上がれない構造システム、実は至る所でますます強固になっている。


今、オレが高校生だったら……、


生まれた家の経済水準だと、ほぼ確実に大学には進学できない。私立は論外。家を離れて暮らすとなると国公立でも厳しい。年間100万以上もの学費払って専門学校に進むことも全く不可能。


当時は、大学の学費、半額以上免除だったし、大学に行かずバイトに明け暮れたから何とかなった。
今の大学、当時のペースでバイトしていたら単位の修得覚束ず、卒業できないと思われる。


生まれた時に同じスタートラインにつけない社会システムっての、オレはどうにも肯定できない。
這い上がることを阻止するシステムを構築しておきながら、格差云々語る連中に虫酸が走る。


政治というヤツ、いつの世も、持てる者のこと中心に動いている。
年収1千万超の者からも、年収300万の者からも一律にふんだくる消費税というシステム、どー考えてもおかしいとオレは思うのだが、


なんでみんな思わんの?