バッタもん
ナカヤマフェスタはないよなぁ……。と、嘆きつつ、
朝刊に載ってた「バッタもん」
「神戸ファッション美術館」なる所に展示されていた40cmくらいのバッタの立体造形。素材がヴィトンのコピー品。
作者は素材が本物かコピーかについて明らかにしてないそうだが、恐らくはコピー品。
写真載ってたが、ちょっとかわゆい。
のだが、
ルイ・ヴィトン社が、作品はコピー商品で作られており、「偽造品の販売を肯定する」ものであると展示中止を求めたことで、美術館側が作品を撤去したそうな。
作品の価値巧拙は脇に置いておくとして、
ムキになって撤去しろというヴィトン、大人気なし。
仮に、本物のヴィトンの素材で作られていたとしたら、どうしたんだろか?
作品にどんな意図を込めてんのか、作者本人じゃないからわからんが、
ヴィトン社は、偽造品の氾濫にいらついたから抗議したのではなく、ヴィトン製品そのものを揶揄されたことに腹を立てたように思われる。
だって、
美術家や音楽屋や物書きは、ヴィトンやシャネルのバッグやら財布、欲しがらないし、持ってねーでしょ?
知的生産・創造に携わる連中が持ってたら、恥ずかしいだろーがね。
決めつけて言うと、
成金や、スポーツ選手や、政治家は持ちたがるかも知らん。
偽造品でも良いから持ちたがるのは、心の貧しい人たち。
ま、そーなったのはヴィトン自体のせいではないが、実際そーだろ。
ヴィトンのバッグ抱えてる作家の書くものなんざ読みたくないし、シャネル抱えてる画家の絵、見たくもねぇ。
金が余ってたとしても、いらんもんねワシ。
クラブに行けば、ヴィトンやシャネルを持ってるヤツうようよいそうだが、
ライブハウスにゃ、滅多におらん。
要は、趣味の問題であるわけだが、そーゆーことになっている。
ちゅーこって、今からライブハウスに行ってきやす。