答えはドラッグしてみよう

付属池田から9年、秋葉原から2年。


でもって本日、府立高校で保護者ご乱心。


いやはやまったく他人事ではないのであって、オレにしたところで、本気で身構えたこと、過去に片手じゃ足りませず……。


半導体の研究やってた若い衆が、タイピングに必要な"ローマ字"教えてたり、
人工衛星の遠隔操作のプログラミングやってたお嬢さんが、"5−8=?"教えてたり、
フッサールがどうだのデリダがどうだの言うてた男が、"五十音図"教えてたり、


することが、「オレの、ワタクシのお仕事ですか?」というナンセンスはともかく、
くだらないことに巻き込まれて、殉職するよな覚悟はねぇです。当然ですが。


教育委員会ソーシャルワーカー女史が夕刊で、


子供の問題行動の背景に親の問題悩みあり。まず、親の悩みを理解し寄り添うことが重要。
親にとって一番身近な存在は、学校。親との関係作りが解決の糸口。


など語っている。


そりゃま、現象面から言えば、ある意味正論。なのだが、


いくら福祉機関を始めとする関係各所と協力したところで、


それをやるには教師が己の人生のすべてを、ある子ある親ある家のために投げ出さにゃならん。


冷たいようだが、教師の仕事は他人様の家庭が抱える問題のあれこれを抱えることではない。
というより、現実に抱えきれるわけがない。


あぁそれなのに、


社会は、そういったことどものあれこれを抱え込んで走り続けるのが教師の仕事なのです。と、美化しては、家庭の問題のあれこれを学校に押し付けてきた。


しかし当然、そんなことどもを引き受けることに学校が教員が堪えられるはずもなく、膨らむ期待と裏腹に、不信の念ばかりが募っていく。


この国の学校ってのは、そういう状況の深みにズブズブとはまり続けております。


こういう状況に至らしめた、最大最悪の功労者が誰かと言うと、


ここまで読んだ、賢明なみなさんはお分かりですね。


金八」という男です。


オー・マイ・ガー!