女優・吉行和子さんのエッセイ集を読む。
兄である淳之介氏が好きな作家でもあり、興味深い。
なのだが、
映画・テレビで知る姿とは違う舞台女優としての和子さんの姿を目にしたことなく、寧ろそちらの方が彼女の本当の姿であったことを思うと、
ボクらは、良く知っていると思っているその人の一面しか知らないまま、全てを知っているような顔をして生きているわけで、
妻や子が、夫であり父であるオトコの職場での顔を知らなかったり、
親が、子が友人と過ごしている時の顔を知らなかったりするのは良くあること。
ですが、
いつでもどこでも、公でも私でも、
オレはオレですにょ〜ん。