ええしの子

が、苦手である。
ちゅーか、どっちかっつーとキライである。


「超」のつく「ええしの子」をそんなに知っているわけではないけれど、
中学高校が、そこそこ「ええしの子」ばかりだった中、そこそこビンボーな家の小倅だったので、
そーゆー社会構造、見聞きしわかっているだけに、余計にそう思う。


「蛙の子は蛙」かなんだか知らんが、世継ぎとか、世襲とか、


しょーもな。あほくさ。と、心底思う。


政治家にしても、企業にしても、そーゆーこと罷り通っているから社会が腐るんじゃ。と、思う。


犬猫にしても、なぁにが「血統書付き」じゃ。雑種の方がよっぽどCOOLじゃ。と、思う。


かと言って、


「負のスパイラル」断ち切れるほどのパワーが「負」の側にもないこと日々目の当たりにしているので、やりきれなかったりもする。


もそっと、オマエらもオマエら自身で何とかできそーなところは何とかせーよ。と、思う。


と、ここまでは長いが前置き。


要するに、ええしの子や、世襲ってのキライなので、


我が国に厳然として存在する、とある制度や、二世議員や、歌舞伎やら能やらにも懐疑的なわけなのだが、


なぜだか、どーしてだか、


「ええしの子」で二世なのにキライになれない、いや、むしろ好きですよって人いたりするわけで、
それがなぜだか、うまく説明できんのですが、あえて説明もしませんが、
女優としてはとりわけ美人というわけでもなく、演技力に目を見張るトコロあるわけでもない、


松たかこ のことが結構気になったりするのであります。


湊かなえという方の『告白』という小説、映画化されて、主役の女教師松さんが演じているそうで、
小説読んでもいないのに、映画の広告宣伝の松たか子の佇まいを見て、


あ、やっぱいーね、この人。と、思うのでした。映画館までわざわざ足を運ぶことはしないと思いますが。


取りあえず、評判の小説、読んでみますか?と、思いつつ、今読んでるのは吉田修一の『悪人』です。
あ、これも映画化されんのね。主演は深津絵里ですか。


ん〜、松たか子の方がいーな。


と、どこの馬の骨かわからんオレ、膝に雑種のニャンコ乗っけて、呵々笑う。呵々。