「さらば」は、「さあらば」の略

「卒業式」というヤツでして。


ここ数年、「警備係」という役回り仰せつかって、校門あたりで立ちんぼしていたのだが、
「生活指導」という汚れ仕事3年間やって来た学年だから見届けてやってねと言われたから、今年は参列。


したら、今日のこの日、体育館の寒ぃこと寒ぃこと。
冷蔵庫の中に閉じこめられたも同然。早く終わって欲しい一心でありまちた。


でもって、こーゆーこと言うと、大顰蹙なのでしょーが、


アタクシ、「卒業式」なんてやんなくてもいーじゃん。と、心の底から思っているので、
体もクールなら心もクール、感激も感動も致しませんのでした。相済まんことで。


ただ、


オレの近くを通り過ぎてった者どもが、今日のこの日に嬉しそうにしている者どもが、


人を恨んだり恨まれたり、憎んだり憎まれたり、蔑んだり蔑まれたり、貶めたり貶められたり、騙したり騙されたり、裏切ったり裏切られたり、傷つけたり傷つけられたり、損なったり損なわれたり、


しないでされないで、長生きしろよ。


ということだけは、連中の顔見ていて、思ったり願ったりするのだった。


切に。