めんどくせぇ女

人間ってのは多かれ少なかれ、
どんなヤツでも「めんどくせぇ」生き物だと思うのだが、

TVドラマ『ありふれた奇跡』で、仲間由紀恵演じるところの中城加奈という女、
この上なく「めんどくせぇ」。

かつて、身籠もった相手の男が、別の女も妊娠中絶させてたこと知って、中絶。
結果、子供のできない体になったこと悲観して死のうとしたが、死にきれず。
そのこと、家族は勿論、誰にも言わず生きてきた。

ひょんなことから知り合った青年と付き合い出し、意を決して青年にそのこと告げると、
青年は、「オレは子供なんかいらない」と言う。
そんな青年に女は、「結論を急がずゆっくり考えて」と言い、「わたしは子供が欲しいの」と言う。

あ〜めんどくせぇ。こんな女、願い下げ。イライラするぜ。
と、思うのだが、青年がそーならないのは、女が美人だから。なのだろな、きっと。

あ〜世の中、不公平だ。

にしても、世間では裕福な人から貧しい人まで、美しい人からそれなりの人までおしなべて、
子ができるできない作る作らないっての、結婚生活における最重要課題なんですな。

ま、だからこそ、不妊治療やら、体外受精やら、代理母やらあるんだろーが。

オレとカミさんには子がおらんのだが、それはたまたま、巡り合わせでそうなった。
ふたりとも、猛烈に欲しいとも、欲しくないとも思わなかった。

「子ができない、作らない」というそのことと、「誰かと人生一緒に歩く」ってのは、別のことだと思うけど違うか?
世間じゃ別のコトじゃないらしいけれど。

などようのこと思いながら、たとえ仲間由紀恵が演じていても、中城加奈という女、やはり、めんどくせぇ。