でっかいけどちいさいものと、ちっちゃいけどでかいもの

ネット環境、回線速度アップして値段安くなるってーから、契約変更した。

昨日、技術屋さんふたり、どーもどーもとやって来て、
「匠の技」とはとても言い難いモタモタした手際で、増幅器とネット用モデムと電話用モデム設置した。
なかなか接続確認できないらしく、「おっかしいなぁ?」と、あーじゃこーじゃした挙げ句、「なんや、このケーブル差すトコ違ってるやん」など言うている。
料金のことや回線速度のこと尋ねると、「あ、ボクらは接続の確認するだけなんで」と、にべもない。須く、「蛇の道は蛇」、己の道は極めて頂きたいものである。

にしても、何とか接続確認終えて、下り公称8メガから公称160メガに変更完了して技術屋さん撤収。

試しに12MBくらいのエロ動画拾ってみたら、
ものの数秒、あっちゅー間にダウンロード完了。はやっ……。
しかし、中味はたいして面白いものではありませなんだ(爆)。

ダイヤル・アップ回線で、「きれいなおねいさん写真」うんうん言いながら(オレじゃなくてパソがだよ)ダウンロードしていた頃が懐かしい。

己のバンドのライブ映像、ネットにアップできちゃったりもする今日この頃、
回線速度は遅いより速い方が良いに決まっちゃいるが、
手に入る手段が手軽であればあるだけ、モノの価値は下がるし軽んじられる。

送ったり貰ったりのやり取りは速い方がいいのだろうが、

文章にしろ、音楽にしろ、映像にしろ、
ネット上でやり取りしたりされたりしているモノそのものが、どれほどの時間をかけて思考され、どれほどの苦心苦労の末に作られたのかってことは、ないがしろにはしたくねえもんである。

ファイルにすれば、
梶井基次郎の『檸檬』、たったの7KB。尾崎放哉・全句集、10KB。
ちっちゃいけど、でかい。