この星にメロディを あの娘にキスを

例によって、馬券でやられて、
夜は何しましょ〜かね〜とボッサリしていた夕刻、テレフォン・イズ・リンギン。ギンギン。
ウチの電話、滅多に鳴らねぇ。鳴れば9割以上がセールス。
「あ〜、マンション経営も先物取引も一切興味ねぇです。はい」と言うだけ疲れる。

なのだが、電話が呼ぶ。「マンソンからどぇ〜す!マンソンからどぇ〜す!」
ドラマー・マンソン、オレの携帯常にマナーモードで、かけてもほとんど出ないこと知ってか知らずか、イエ電にかけてくる。イエ電、特定の人たちの呼び出し音、セッティングされている。

「あ〜はいはいもしもしオレですけんど」
「何してんの?家におる?暇?」
「何もしとらんよ。こーして電話に出ているということは家におります。特に忙しくはありまへん」

「ほな、今から行くわ」と、ジェニ子とふたりやって来る。
やって来たから、みんなで飯食うべ、と、急遽焼肉パーチーの開催。

先日のライブの映像見て反省会。というのは建前で、
夜想のステージってキャバレーっぽくて怪しいねぇ。このハコにモンビジ合ってない?」
「マンソン、ここの腕の振り方叩き方、いけてるやんかいさ。かっこよろし。あはは」
などなど、(ま、個人的にはいろいろ考えてますからってことで)ほとんど表立ったダメ出し反省などせず、あくまで陽気で前向きな我ら(爆)。

諸々の音楽ビデオ流したり、マンソン持参したR&RのCD流して、〆に映画『蛇にピアス』。
「舌ピはヤだけど、墨入れたいなぁ」、「んじゃ、入れればぁ」。「Sって言う割にワンパターンやんな、この人」、「オレもSやな。縛ったろか?ぐへへ」などようの、一般市民が聞いたら呆れるような、公序良俗って何?って感じのとぼけた話で夜が更ける。

身体改造に走る人って病んでるよね」、「そらそーでしょ。でも、どこまでが健全でどこからが病んでるのかなんて誰にもわからんし」

モンビジに出会ってなかったら、とことんまで「病んで」たかも知れんとジェニ子はん。
人ひとりの生き方変えてるぞ、モンビジ。 すごいじゃ〜ん。

キミにロックンロールを!