関白宣言

カミさん、連日の熱発で、くにゃくにゃになっている。 くにゃくにゃ。

ご近所のしっかりしてそな奥さまから「ご兄妹ですかぁ?」など言われるよーな、
年齢不詳かつ職業不詳の不可思議な夫婦であるよーだが、

基本的に、鴛鴦かどうかはわからんが、一緒にバンドやるくらいの「仲良し夫婦」であって、病気になる時も仲がよい(爆)。
どっちかが風邪ひくと、相前後して相方も風邪で倒れる。
インフルエンザで二人とも同時に死にかける。ぜいぜい。
で、大抵の場合、不特定多数の人間相手に仕事しているオレの方が先にやられてダウンする。

それが今回については今んトコ、鼻水たらしているとは言うものの、オレだけ持ちこたえている。不思議。

で、学生の頃、ひとり暮らししていたオレ、
炊事洗濯掃除買い物金銭管理と家事全般、人並み以上にそつなくこなしていたのでありまして、
とりわけ、調理に関しましては、飲食店の厨房で鍛えられ、煮物、焼き物、炒め物、揚げ物、サラダの盛りつけと、和洋中大体何でもこなしておったわけで、
どでかい中華鍋振り回して10人前のピラフ一気に拵えたり、大量の鶏の唐揚げ、素手で鍋からつまみ出したり(いやマジで)できたのでありますが、

カミさんと暮らし始めてからというもの、
生活全般カミさんにお任せしてしまっておるので、洗濯機の使い方はおろか、どこに何があってどーすんのか、ほとんどわかっておらんという体たらく。

だもんで、カミさん熱発してくにゃくにゃになっていても、
熱発しておるカミさんが、くにゃくにゃになりながら拵えた「うどん」ズルズル啜りつつ焼酎食らって、くにゃくにゃになって「大丈夫ぅ?」など言うスカタンに成り下がっている。

いやぁ、カミさん偉大なり。
取りあえず、オレより1日だけでも、いや、1時間だけでも、いや、1分だけでもいいからオレより長生きしてちゃぶだい。

亭主は関白でなく、淡泊ですが。 にゃぁ。