「拾得」の夜

4年半前、


当時、お互い知らぬ仲ではなかったけれど、ほとんど話をしたことのなかった"The Mantis"の69くんから、
「新しいバンド立ち上げたんですけど、一緒にやりませんか?」


との、唐突なお誘い。


鍵盤奏者は、京都「夜想」でちょくちょく見かける、噂の強面(笑)、
ドラマーさんとは、ほぼ面識がない。


このタイミング、今思えばまさに絶妙。
もう半年早かったら、プレイヤーとしての自信のなさから、慎んで辞退遠慮申し上げていたかも知れない。


「こんな感じです」と、送られてきた楽曲、「好み」だった。これならイケそうと思った。


だもんで、相方と一緒に参加させて貰った。
2度目のスタジオで、「最初のGIG、どこにしましょうか?」という話になっていた。


2014年3月22日(土)、京都「夜想」さんでデビューさせて頂いた。


それから4年。公私に忙しいメンバー多いから、
スタジオに入る回数と、GIGを行う回数が、それほど変わらないような状況の中、


2014年に 7本、
2015年に10本、
2016年に 4本、
2017年に 7本、


その間を縫って、デモ音源を2枚、そして、この度、フルアルバムを製作。


この2018年、1本のGIGを終えて、


30本目のGIGが、そのリリース・ワンマンとなったわけです。
たぶん、丁度30本目だったということを知っていたのは、メンバーの中でボクだけだったのではないかと思います。


そんなリリースワンマン、


どれぐらいの方が足を運んでくださるのか未知数、不安の中、



ありがたくも、大勢の方がお運びくださって、


素敵な夜になりました。


音楽は、演者だけでは成立致しませず、それが奏でられているその場にいる人たちと作り上げるものだ。
ということを、改めて感じ入る夜になりました。


そして、この国の音楽シーンを作り上げてきた歴戦の猛者達がそのステージに立ってきた、「拾得」という場所で、



それができたことを、ありがたく思いました。



いい歳をしてから他人様の前で始めた音楽で、ここまで来たよ。と、思いました。



お運びくださった皆さま、「拾得」テリーさん、ふーさん、スタッフの皆さま、


感謝に堪えません。心から、ありがとうございます。


そして、


"夜の水たまり"というバンドを共に動かしているメンバー、


とりわけ、楽曲の提供者であり、歌い手である69くん、


ボクは、キミの作る曲と詞が好きだよ。


だから、もっと、キミの楽曲が映えるようなギターを弾けるように精進致しまする。


足腰立たなくなるまで、やりますから。


今夜が到達点じゃないですから、


そこんとこ、


よろしく頼みましたよ(笑)