人品骨柄卑しからず

「品性」ということについて、


職場の年嵩の同僚が、


「一番は、相手によって態度を変えないということかなぁ……」


と言い、


「そういう身の処し方を徹底したら、渡世に苦労するやろうけど」


と付け加え、


「○○さん(ボクの苗字ね)は、人間だけでなく、たとえ動物が相手でもそういう姿勢を貫いてるのが凄いわ」


と、纏められたのですけれど、


それは、ま、褒められているのでありましょう。


「阿諛追従」とか、「因循姑息」などようのこと、唾棄しながら生きてきたわけでありますから。


そんな連中に限って、立場の弱い者に対しては、「傲岸不遜」だったりするわけで、


過去、いろいろ目の当たりにしてきたそういう連中を、心の底から軽蔑しておりますゆえ、


彼らのようにだけはなりたくないと思って生きておりますゆえ、


卑しい奴に成り下がるくらいなら、


世渡りなんて下手でも構わない。


のねん。