花より団子なのでした

ボクが担任しているクラス、35/40人が女子なのですけれど、


ほぼ女子校なのですけれど、


だから、男子生徒の目を気にせず、


「部活引退してからデブになった。困った。しばらく夕食抜き」などようのことを、


平気で学級日誌に書いたり致す者もいるようになっているのですけれど(笑)、


今日の学級日誌、


「今朝、自宅の○○(何だったか忘れた(爆))が咲きました。檸檬が実を付けています。それを見るのがささやかな楽しみです」


などようのこと書いてあって、


動物好きで、理学部生物学科に進もうかと思ったこともあるボクですけれど、


実は、植物にはとんと疎いわけで、草木を見ても、ほとんどその名がわかりませず、


というか、今までの人生、ほとんど草木に目をくれたことがございませず、


だから、国語教師をしておりますのですが、


花鳥風月を歌っておりますところの和歌の世界、


季節と共にあるところの、「花」のことがよくわかっておりませんので、その風情を良くは理解しておりません。


生徒さんたちと一緒に読んでいた『和泉式部日記』に、


亡くなった兄貴の恋人だった和泉式部にモーションかける弟の帥宮が、
兄の元で使われていた小舎人童くん使って「橘の花」を届けさせ、
それを見た和泉式部がどう思ったか聞いて来てくれ。


というエピソードがあるのですけれど、


「橘の花」が、


古来「懐旧の情」を意味するものとして歌に読み込まれて来た「花」、
「ほととぎす」と共に歌われることが多かった「花」、


であるという知識はございましても、
実のところ、「橘の花」がどんな花なんだか、よくわかってなかったのですけれど、


要は、柑橘系の樹木のことですのね。といっても、蜜柑の花がどんな花なのか、ちゃんとわかってなかったのでした。



こんな花でしたのねん。


そー言えば、「橘氏」の家紋って、



こんなでしたね。


柑橘系は甘酸っぱいから「昔の思い出」なんでしょか?


などように、


人生の時間において、ほぼスルーしてきた「花」の世界、


ちょっと気にしてみようかな?


と、思った次第。


おほほ。