バンドマンはイエスマンにあらずじゃ

早稲田大の教育社会学の教授が、全国の公立高校の教員に対して行った調査結果、


高校で生徒が何を優先して身につけるべきか?


「他者とともによりよい社会をつくっていく力」と答えた者の数が、
11年前の調査と比べて、63%→51%に減少。
その一方で、
「コミュニケーションするスキル」と答えた者の数は、62%→76%に、
「基礎的な学力」と答えた者の数は、73%→75%に、
「受験に合格する学力」と答えたものの数は、16%→22%へと、それぞれ増加。


そして、


教員が自身の裁量権の拡大を求めているかどうかに関わる質問項目の集計結果は、軒並み、減少……。


教授の分析は、
「上意下達の改革が進み、多忙化も重なって、現状への対応に精一杯で、裁量を与えられても対応できないと思う教員が増えているのではないか?」


なのですが、現場にいて実感しているのは、


いわゆるひとつの、主任等々の要職にあたる者が、職場の同僚による公選ではなく、管理職からの任命となり、
職場の運営に関する重要案件についても、職員全体での合議や採決といった手続きを経ず、管理職の独断で決定されるようになって、


「それって、おかしーんじゃねーの?」と思うことがあっても、それが結構あるのですけれど、ありまくりなのですけれど、
みーんなが思っていたりするのですけれど、全体の場で「それはおかしいと思いまーす!」と言える空気も、言うニンゲンもいなくなって、
「やだね、やだな」と思いながら、指示指図されたことを汲々としてこなす、或いはこなしているふりだけをする人ばかりになっているということ。


そんな中、「それはおかしいと思いまーす!」と公言して憚らない、
「王様は裸だ!」と、オトナになっても口にするオイラのようなニンゲンは、
変わったヤツ、恐れを知らぬヤツ、損得勘定のできないヤツと、周囲からも敬遠されるというのが実状。


「生徒が何を優先して身につけるべきか?」


そんなもの、「生きるための力、それも、己と己の周囲の利益だけでなく、万人の利益と幸福を考えて生きる力」であるに決まっているわけで、
「コミュニケーションにおけるスキル」や、「基礎学力」や、「受験対応能力」なんてのは、それに付随するものに過ぎないのであります。


そして、


裁量権というもののないところで、教員個々人が自由闊達な教えを進めることなどできるはずがないのでありますが、


どうやら世の中は、どこにおいても、イエスマンばかりを求めているらしく、
自らもイエスマンになることを「それがワタシの生きる道」と考えるようになっているらしく、


それで、ガッコという場が、素敵な場所になるわきゃねーべ。というお話。
ガッコという場の運営が硬直化し、管理主義が進んで閉塞的になっていく中で、世の中もよくなるわきゃねーべ。というお話。


混迷混沌は深まるばかり。


そんな現状を倦み嘆きつつ、ロックという名の音楽でそれを昇華致そうとしているアタクシ、


いつもは相方とふたりでやらかしている"The Monkey Business Extra Light"、


9月26日(土)は、スペシャル・バンドバージョンでやらかします。


確定致しておりましたメンバーを、ここで発表!


いつものモンビジ両名にかてて加えて、


あきら(G from "三文からす")、ひらぽん(Kb from "夜の水たまり")、Slab浅野(Ds from"がらんどう")という、


この上なく濃ゆい面々。メインのオイラが、イチバン薄いのではないかと思われる濃ゆい面々(笑)


こんなメンバーでのギグを、


遠く東京からお越しになるバンドさん(元"コーガンズ"のギタリストさんのバンド"the ordinaries")を迎える日に、


それも「拾得」で、やらかしていいのかどうかわかりませんが、と言いながら、やらかすのですが、


どーなることやら、


混迷混沌は深まるばかりでございますが、


バンド・モンビジ、今回限定でございますゆえ、どなたさまも、


目撃した方がいーと思いますですよん。


濃ゆいメンツですけれど、いや、濃ゆいメンツでありますがゆえに、バンドは、硬直化も閉塞化も致しておりませんですよん。


よよんよん。