傷だらけの天使

丹後から戻って一夜明け、職場は2度目の入試。


年々歳々、入試の朝の光景も様変わりしておりまして、受験生のみならず、
本職の塾講師か、塾でバイトしている大学生かなんだか知らないが、いい歳こいたオッサンやオバハンやニーちゃんやネーちゃんが校門の前に群れをなす。


てめぇが受験するわけでもなかろうに、朝も早よから、「頑張れよ〜!」みたいなことやっていて、


幼稚極まりない。


オレに関しては、間違ってもそのようなことは致さないのですが、


高校にしたところで、


生徒のセンター試験受験当日の朝、教員がこぞって会場に出向いて、エールを送ることしたがっているのですから、
受験関係関連の手続き、すべて親に任せて、遠方の大学、受験しに行くには、親がくっついてくの当たり前のご時世のようですから、


人のことは申せませんのですが、幼稚極まりない。


そして、その極まりなさは、年々歳々、その傾向がエスカレートしているのが目に見えてわかるのでありまして、
集った受験生、立ち居振る舞いからして、そのお子ちゃまぶりに、舌を巻く。とりわけ男子。


後期試験には、「作文」というのあるのですけれど、これがまた、その書く内容の精神年齢の低さにうんざりする。
冷静に見積もって、オレの小学校5〜6年生の頃と同等か、或いはそれ以下と思われる。


塾やガッコで、くだらない作文指導受けて、余計なバイアスがかかっていることもあるのだろう、
思っていることもない上に、本当に思っていることがあってもそれを書かなく書けなくなっているから、より一層、つまらない。


そんな、くそ面白くもない、つまらなく、くだらない文章を数百枚、監禁拘束され、読んで採点する身にもなって頂きたいものである。


と、ぼやきつつ、


帰路、一向に改善する気配の見えない喘息のような咳、いつもの吸入ステロイド、そろそろ切れそうなので、
これまでと違って、昼間に咳き込むこともあり、空咳だったのが、時に痰が絡んできたり致すので、
かかりつけのお医者に行くと、結構な混雑。


触診、聴診、酸素飽和度にも問題ないけれど、ご心配ならレントゲン撮りましょうか?
というので、不必要な放射線、浴びたかないけど、撮ってもらったら、


気管支も、肺も、きれいなもんでござんした。
気管支炎でも、肺炎でも、ましてや、結核でも、肺癌でもないよーであります。


にもかかわらず、ゲホゴホガホゴホは癒えませず、喉の調子も一進一退なのは、なじぇ?
と、訝りつつ、いつものステロイドにかてて加えて、錠剤まで処方されましたのでした。


丹後遠征時、69くんとオイラが並んで歩く姿、後ろから眺めてた鍵盤・平野さん、


傷だらけの天使」のショーケンと水谷豊を思ったそうですが、


それは、素敵に形容し過ぎなのでありますですが、


傷だらけの天使」は、「あにきぃ〜」であるショーケンより、水谷豊の方が先に逝っちゃったのでありますが、


69くんとオイラに関しては、さすがに20以上の年の差がありますにより、


ヤツは、息子のようなものでありますゆえ、確実にオイラの方が早いと思いますです。


で、丹後からの帰路の車中、


バンドなんてぇの、所詮はちんぴらみたいなもんがやってるわけで、オレたちちんぴらですよね。


とゆー話になってもおりまして、よく言い過ぎにしても、「傷だらけの天使」みたいなもんですオレたちは。


そして、


"夜の水たまり"は、誰かが死なない限り続く。というお話にもなっておりましたので、


ちんぴらの旅は、


まだまだ続きますよ〜(笑)