音楽が自由だ。自由が音楽だ。

「まねはね」レコ発 in OSAKA


共演に、加納さんの「ニコラス」、「地獄の季節」
かてて加えて、「たこボー」さんfrom TOKIOと久々の再会せにゃならん、


とゆーことで、"ムジカジャポニカ"に初見参。


押っ取り刀で駆け付けて、入場時に支払った代金、ひとり2700円。
「ん?」と思って、相方に確認してもらったが、


「前売チケット2200円にワンドリンク500円の2700円です」と、一蹴された。


ステキ空間で、ステキな人たちと、ステキな夜を過ごしましたので、けちくさいこと言いたかないのですけんど、



やっぱり、このようになっておりますようで……。これだけは残念でござんした。



ビールでチキンカレーを頂きながら店内を矯めつ眇めつ、
噂に違わぬステキ空間。大阪に座して飲み食いしながら音を楽しめるこういう場があったことに、少しく感激。


しながらも、


防音といったものほとんど、というかまったくなされておらず、ステージがなければ、なんちゅうか、ただのエスニカルなバー。
客席へのスピーカーは、小振りなものが上方にふたつ。
演者用のモニターは前方左右にひとつずつ。奥で叩くドラマーさんへの返しはない。
基本、演者も客もアンプから出る音をそのまんま聞くという風情。


ここで、バンドが爆音でやらかして、どーなんだべ?などようのこと思いながら、
知らぬ仲でないお客さんや、久々に再会した「たこボー」さんや、「まねはね」チェリー氏の娘さん、たちと交歓しているうち、


開演。


幾度かあった機会を失して、まだ弾き語りする姿しか見たことのない加納さん。



"ニコラス"は、POPにしてROCKだった。ゆるさの中に、艶があるのだった。メロディセンスが光るのだった。
ぶら下げているキャンディ・アップル・レッドのレフティストラトが1万円切りの安物であることを見逃さなかったのであった。
が、ココまで来ると、弘法は筆を選ばずの感があるのだった。
そして、見覚えのあるスライドギター・プレイヤーさんは、"PIRATES CANOE"の岩城さんなのだった。
また、一緒に演りましょうね!と向こうから声をかけてくださって、ここでも交歓。


想像以上に気持ちの良い音、なんだけど、爆音になってどうなの?



で、始まった「地獄の季節」


何ともはや、何の問題もございませず、問題があるとすれば、近隣からの苦情はないのか?というくらいのもので(笑)、
カミグチ氏のドラムも、仁さんのギターも、水上さんの声も、「肉声」のようで、
デカイハコで聴く時よりも、却って「生々しい」音だった。


で、3番手に登場「たこボーband」


このメンツ、ちょっとした打ち合わせだけで、揃って音出しもしていないであろうこと承知の上なのですけれど、
メンバーそれぞれの自由闊達なお喋りが、独りよがりでなく、周りのお喋りを聴きながら前に進んでいく様を観ていて聴いていて、



大袈裟でなく、幸せな気持ちになったのでした。



そして、大トリに登場の「まねはね」


R&Rに、PUNKに、NEW WAVE、んでから民謡に至るまで、なんでんかんでんぶち込んだ、ごった煮のロックは、
すこぶる楽しゅうございました。


ムジカ、いつかここでやってみたいなと思うハコだった。


音楽が自由で、自由が音楽なのだった。うん。