反省のススメ

ライブ明け、


自己責任とは申せ、睡眠不足で、体内にアルコホル残余感満載。
に加えて、この破滅的な、うだるような、吐きそうな暑さ。


しかも、授業日数増やすためだけの、名ばかりの前後期制。その後期開始というので、初っ端から全校集会。
その後、5コマ中4コマが授業という強行軍。


宵越しの採点は残さない主義のアタクシ、生徒らもそれをわかっているのか、
前日あったばかりの「古典」のテスト、返却されるものと期待している。


のですけんども、


今回に限っては、○やら×やら、まだ、ただのひとつもつけておらんのでありまして、
しばし待たれよ。相済まぬことで。


で、その採点業務というヤツなのですが、


この仕事をしたことない人の中には時々、「採点って楽しそう」などようの世迷い言をほざきこく人がいるのですが、
何度も言っているように、誰彼を問わず、「採点」というのはこの仕事に於いて、最も消耗、疲弊する作業なのであります。


ただ、「採点」というのは、


コヤツは、これここがわかっておらんのだな。これここの理解が及んでいないのだな。
あー、ここをこのように勘違いしているのでしたか。これここにこういう心配りができたなら、もっといい答案書けるようになるのにね。


などようのことがつぶさに分かる作業でもあって、


本当は、そんな気付いたことのあれこれを、すべての生徒に個別に伝えてやることができたなら、
個々人の、学習効率と学力の向上にダイレクトに結びつくのですけれど、


限られた時間の中で、


昨年度は、テストの度ごとに、40名×7クラス、280名の答案を採点、
今年度は、40名×6クラス、240名の答案の採点。


個々人の答案に、気付いたことのすべてを書いてやる時間の猶予が与えられているわけでなく、
ましてや、ひとりひとりに、あなたはここをこうすればこうなんだけどねぇ……。という話ができるわけでもなく、


採点は勢い、ひたすら、○やら×やらをつけるだけの難行苦行になってしまう。


ちゅことで、教育というのは、出来る限りにおいて、少人数を対象に行うというのがベストなのであります。
面と向かう人数は、40人よりも30人、30人よりは20人、20人よりは10人。というのは自明。


なんだけど、


少なくとも、授業なしで、採点業務だけに専念できる期間を5日間、いや、3日間くれたら、
その方が、生徒ら個々人のためになる採点してやれるんだけどなぁ……。


と、思いながら、すでに二十有余年。


だもんで、


帰ってきたテスト、点数だけ見て、はしゃいだり落ち込んだりするだけでなく、
模範解答と引き比べて、己のどこが至らないのか至らなかったのかを考えてみる。


ちゅのが、実は学習において一番大切なことだと思うのであります。


ま、劣等生のレッテル貼られてたオイラがどうだったかっつーと、
そういうこときっちりする人じゃなかったですけどね〜!