役立たずの神様

夜想」からの帰さ、


車中、ロシモフ朝倉くんが、ステージ上の我のことを、
「自分がイチバン光ってるとこですから」
と言ったのを、「自分で言うか!」と、突っ込んだのだけれど、
「いや、だってそうでしょ、ステージ以外の自分、ぜんぜんパッとしてませんし」
と、冷静な返事が返ってきて、


ステージ以外の彼がパッとしてないかどうかは別にして、
あいや失敬、そりゃそうだわいな。「自分がイチバン光るのはステージの上」だと思わないで、音楽やってても仕方ない。
と、反省した。


バンドマン、所詮、ステージがなければ、役立たずのロクデナシ。規格外の半端モン。


以前、オイラのステージを見た生徒から「センセ、授業もライブもおんなじやね」と言われたこと思い出す。


オフステージのオイラの日常がパッとしてるかしてないかというと、そうしょぼくれてもいないとは思うけれど、
とりわけパッとしているわけでもない。と、思う。
その日常とステージが「おんなじ」と言われるのは、問題ですわな、ですよね。


やっぱ、ステージ上の自分を「イチバン光ってる」と思えなきゃ、思わなきゃダメよね。


ちゅことで、2連チャン二日目の「Mele」やって参りまして、


オフステージの"地獄の季節"ご一行様が、パッとしてるかしてないかは存じ上げませんのですけれど、
ステージ上の"地獄の季節"ご一行様は三人とも、すこぶる「パッ」として「光って」おりました。


オーラっちゅの?
最近のロシモフもそーですけんど、そういうものが滲み出てるバンドってのあるわけで、
それは、音楽をやるということへの態度姿勢ということとも大いに関係があるわけで、


「こいつは並大抵じゃねーな」という存在感を、
佇まいや、そして勿論、音にも持たせることができるようにならんければいかん。


ま、オイラのバヤイ、本業の方にも同じようなことが言えたりするのでコトは厄介なのだけれど、


まだまだ精進致しましょう。と、思った、そんな今夜も、


いい夜。