最後の授業

公正かつ厳格に執り行わねばなりまへん。


ちゅこって、終日拘束軟禁、


だったが、そう簡単には終わらない入試の採点。とりわけ、国語の採点ちゅのは時間がかかるのである。


やってみたことのない人にはわからないのである。


かつて、


「採点なんかどの教科でも一緒や」と、ほざきこいた地歴科の教師がいて、
かてて加えて、その人自身が、○か×だけの単純な採点でミスを連発する「たわけ」だったので、
開いた口が塞がらなかった。というか、その開いた間抜けな口にパンチをくれてしまいそうになったことを思い出したくらいだから、


世間一般の人にわかってもらおうとは思わない。ちゅか、わかってもらえるとは思わない。


が、昨日は終日軟禁部外者立ち入り禁止だったのに、
入試選抜作業はおろか、採点業務すら終了していないにも関わりませず、
本日は、午前中在校生は授業。業者関係、出入りし放題。


「それはおかしいでしょ?」と、事前に主張したオイラの声は黙殺圧殺弾圧され、
「どこでもそうやっている」と、押し切られ、午前中授業。


結果、おかしいと思ったオイラの感覚の方が正常だと思う。
「どこでもやっている」という事実すらないようである。


が、正常が通らないのが世の常。午前中、当たり前のように授業を行ってから、採点業務を再開。


したけれど、採点はまだ終わらない。そして、明日は休日出勤。


そんなバタバタの中、この一年間の最後の授業だったクラスもあり。


今後、彼彼女らと教室で顔合わせること、ほぼ100%ないと思われるオイラ、
この職場に替わって最初のティーンズたちだったから、思うところあれこれないではなかったのだけれど、


中途半端で慌ただしいこと夥しい。


夥しかったが、


オイラの授業を面白がっていた者もいたようなのが救い。


授業やるのが教師の本分であるからして、ま、職場替わって、悪くはなかった。


でも、過去を顧みるに、


オイラの授業を面白いと思った連中は、


学者になるか、文化人として生きるか、アートの世界で生きてくか、世捨て人になるか、いずれかの選択肢しかないようですから、


実業家とか、起業家として成功する可能性はほとんどありません。


ま、そんなもんには、ならなくていーのですけんども、


そのあたり、覚悟するように。


な(笑)