ご来賓多数につき

本日「体育祭」。そいつに向けて、昨日リハ。


そぼ降る雨の中、行われつつあったリハ、オイラの横で眺めているチョイワル教頭、
「丸一日使ってリハってなんやねん。こんなんいらんやろ?時間の無駄やろ〜!」と、ボヤく。
「ま、なくてもいーやな」と、「体育祭」なるもの10年ぶりのオイラも思う。


いろんなコトどもが、「昔ながら」のガッコですな。と、思う。


のですけんども、「昔ながら」のすべてが悪いわけではなく、


たまにゃ無駄に授業潰して遊んでもらってもいーんでないかい?とも思うわけで、
世知辛い世の中、こういう牧歌的なところがよろしいのではないかと。


走るの苦手でも嫌いでなく、どちらかというと得意だったオイラ、
短距離もそこそこ、中距離でも陸上部のヤツと競るのが好きだったオイラ、
強制的にやらされるマスゲームとか組体操とか、おぞぞ。だったオイラ、


一時、ブラバンだったから、入退場競技進行中のBGM生演奏やらマーチング・バンドなんちゅのもやっとりましたが、
高1あたりから「体育祭」なんちゅものには興味関心なくしておりまして……。
ブラバン退部してからは、「体育祭」の全体練習は生活協同組合エスコープ、じゃなくて、エスケープ。
体育教師と学校の犬と化している生徒の目をかいくぐって離脱。
離脱するなら最後まで離脱し続けてりゃいいものを、練習にも参加してないのに、当日のこのこ登校して、居場所ないから適当に周囲に合わせときゃいーだろーとマスゲームに紛れ込んだら、人文字作る時に取り残されて、ないはずのところに「濁点」作っていたというおそまつ(爆)。


今の職場の生徒らは、有志による団対抗のダンス合戦でテンション上がってるようですけんども、
そのダンスを披露するヤツと、応援団やってるヤツと、走る気満々のヤツ以外は、結構、暇やなぁと思っているヤツも多いようなのですけんども、


オイラが今高校生で、このガッコの生徒だったらどーしてたんだろ?と、思う。


走ってる連中見て、ちょっと血が騒いだから、リレーに出て張り切って走っていたのか?
はたまた、ダルいけど、授業よりいいやと思ってダラダラしていたのか?
希望者の少ない競技に出るヤツをジャンケンで決めることあっても、集団で強制的にやらされる諸々はないようなので、ばっくれることはないと思うが、


たぶん、恐らく、ダンスはやってないだろなと思うのであった。
だって、なぜだか知らんが、見てるだけで、こっちが恥ずかしくなってくるのでありますからして。


あ、いや、でも、オレ、男子校だったしな。かわいい女子がいたら話は違って来るのかもしらん。
何事においても、動機というヤツは常に不純なものでありますから。うくく。


にしても、


平日に執り行っている学校行事に、我が子や孫が飛んだり跳ねたり走ったり踊ったりするトコを見にやってくる保護者の数、半端なく……。
それだけ、子に対する関心が高いちゅことなのでありましょうが、それは手放しで喜ぶべきことかというと、


冷静に考えれば、


もう、高校生でっせ。


親は子から、子は親から、もそっと距離を置いた方がいーのではないか?


と、オレなどは思う。


親が、「行きたい行くわ」と言っても、
「えーから、来んといて!」という子になるべきなんじゃないかな?と、思う。


遠方の大学受験する子の入試にくっついてく親というのは、オレの時代もいないではなかったが、
まともなヤツにとってそれは、軽蔑の対象以外の何ものでもなく、こいつが合格してオレが落ちたら洒落にならんと思ったわけなのだったが、


大学の入学式にくっついていく親と、それを許す子というのは、


このようにして日々形成増殖されておるのでありまする。どんだけ自分の家族すっきやね〜ん。あばば。