続・窓際族

窓際でボンヤリしながら、


春の日差しが日増しに暖かくなるの感じつつ、
次年度に向けてバタバタしてる人々を他人事のように(他人事なんですが)眺めたり、
オレがもうやり終えてしまった仕事をしている人たちに茶々入れたりして、


もうすぐ去りゆく職場で過ごしていると、


窓際族のオレに、「餞別」などくださる方々がおいでなのであって、


かつて、二度の異動転勤を経験しているけれど、
「餞別」を頂くことなどなかったなぁ……。と、不思議な感じ。


最初の職場は、


オレ自身がまだ若くて、腰が据わってなかったし、


二番目の職場は、


そこに居続けたい人が、そこに居続けるために、あの手この手を繰り出して、邪魔者ひとり追い出すことに成功。しめしめ。てな、方もございましたですゆえ、たとえオレのよーな生き方してるヤツにシンパシー抱いている人はいても、結句、誰もが好きこのんで行きたいとは思わない恐るべき場所に、好きこのんで行く人のオマケとして追いやられるオレに、別れの言葉かけることすら憚られる感じだったのかも知れませぬ。


ま、オレにとって三つ目のこの職場は、いろいろへヴィではあったけれど、思いも掛けぬハードな役回りだったこともあったけれど、人間関係信頼関係、最後まで良好だったことに感謝します。9年間、ありがとう。


どうやら、


オレの次の職場は、世間的には、「栄転」ということになるようなのだけれど、
本当にそうかどうかは、行ってみなくちゃわからない。


オレは、どこに行っても、弱いモン、小さいモンの側にいて、


権力なんちゅのに尻尾振って、偉そうな顔して、くだらないこと押し付けてくるヤツらには牙剥きますので。


オレ自身も弱くて小さいから、叩き潰されるかも知れませんので。


そんなこと思う、窓際二日目。